Au 14 Février (オ 14 フェヴリエ)
「なかなか予約を取ることが難しいお店」がフランス校の近くリヨンにあります。
今回も予約時は満席でキャンセル待ちをしました。
偶然、キャンセルの連絡が入り、お店に伺うことが出来ました。
もちろん当日は、満席でした。
そのお店は、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されているリヨン旧市街にあり、
ミシュランガイドブックで1つ星を獲得しています。
歴史のあるリヨンの料理人の協会「トック・ブランシュ」の会員でもあるシェフは、
フランス中央部にあるサン・ヴァランタン村で働いていたそうです。
その前は、東京都内のレストランで10年間働いていたそうです。
その前は、エコール 辻 東京の学生でした。
今回ご紹介するのは、リヨンにあり、いつも満席で予約を取ることが難しい、ミシュラン1つ星のフランス料理のお店です。
そのシェフは、日本人の新居 剛氏、辻グループ校の卒業生です。
私は、東京校で勤務していたので20数年ぶりの再会になりました。
このお店のメニューはありません。内容は1種類のみ、何が出てくるかわかりません。
(食前のおつまみの後に、料理数皿が、チーズ、デザート数皿)
コンセプトは、食材の特徴を引き出すこと、季節感を大切にすることだそうです。
そのような料理やデザートが次々に出てきました。
【写真左】アミューズきゅうりとオリーブのムース、ブーダンノワール、ルブロッションのコロッケ
【写真右】アミューズソシッソンブリオッシュ
【写真左】アミューズアドックのムース
【写真右】アミューズウフモレ
食前のおつまみ(アミューズ)6種類は、色々な味や触感が楽しめます。
薄切りパンと薄切りサラミのアミューズは、開店当初から変わっていないそうです。
香りが良いです。
季節のセップ茸を香りよくソテーし、にんにく、パセリを加えた柔らかい生地を付け合わせに、ゆず胡椒がアクセントに添えられています。
柔らかいフォワグラのムースとパリッとしたセレアルの生地の食感が楽しめます。
クリーミーなフォワグラのムースの上に、セレアルで作られた生地があり、パウダー(抹茶、ビーツ、エピスなど)で味付けされています。
的鯛が引き立てられています。
的鯛のソテー、付け合わせにアンディーブ、きのこ、ハーブのクリームソース
香ばしく焼かれた鴨は、プレゼンテーションしてくれました。
盛り付けは、色々な人参やハーブとともに提供されました。
各地のチーズが食べられます。
フランスの形をしたプレートに各地域のものがそれぞれの場所に置かれています。
キャラメルアイスクリームとビールの泡 甘みと苦みのバランスが良いです。
リンゴのデザート リンゴのソテー、紅茶のアイスクリーム、リンゴジュースの泡、リンゴの形の飴の順にグラスに詰められています。
ホワイトチョコレートとほおずき、レモンのマカロン、抹茶のシュー、キャンディー
料理内容で印象的だったのは、主材料と副材料の役割分担がはっきりとしていたこと。
付け合わせやソースが主材料を引き立てていて、主材料は、火通しや味付けが素晴らしく、存在感があったことです。
サービスの方も日本人、我々のテーブルは日本語で、隣のテーブルはフランス語で、後ろのテーブルは英語で、説明をされていました。気配りのきいた素晴らしいサービスでした。
リヨン旧市街という観光地ではありますが、お客様の多くが常連客だそうで、
帰るときに、次回の予約をするそうです。
私のリヨンおすすめレストランです。
『Au 14 Février』
6 rue Mourguet Métro Vieux Lyon
Tel:04 78 92 91 39
H.P www.ly-au14fevrier.com/
営業 火曜日~土曜日 夜、土曜日 昼