La table du donjon(ラ・ターブル・デュ・ドンジョン)
広大なボージョレーの畑を360度見下ろす形で丘の上にたたずむ村「オワン」。
フランス校「シャトー・ド・レクレール」がある「リエルグ」から西へ約10km程の所に位置し、前述のとおり
丘の上にある村からの景色の美しさは言葉を失う程のもの。全ての事を忘れさせ、ひとときの間我を忘れて見とれてしまう
ものがそこにはあります。
この村はローヌ県では唯一の「フランスの最も美しい村」(仏:Les plus beaux villages de France)にも認定されて
いる程です。そんな美しい村の中を更に車で登り、頂上付近にたどり着いた頃、絶景を背景にぽつんと姿を現したのが
レストラン「La table du donjon」。まさに隠れ場的レストランです。今回はこちらを紹介致します。
外観
見渡す限りに広がるお店からの景色
当日は21時頃に入店しました。既に店内は団体の宴会や、個人の予約客で非常に賑わいを見せていました。
眼前に広がる絶景のテラス席もありましたが満席であった為、我々は店内の客席へと案内されました。
今回はアントレ・ヴィアンド・デセールで構成されるお店のおすすめコースメニューを注文しました。
ボージョレーの広大な畑を一望する事ができる10テーブル程のテラス席
地元の予約客で大変賑わう店内。外側からの見かけ以上の広さで4人席が16テーブル程ある
テーブルセッティング
パン
コンディモン
アミューズ
空豆の冷たいピュレ
スプーンで抜いて食べられる程のしっかりとした固さで、上からはけしの実がふられている。なめらかな空豆のピュレと
けしの実の食感。大勢のクリヨン用にまとめて仕込み、冷蔵庫で保管している様子がうかがえた。
ワイン
Prevelieres 2013 TERRA VITIS
アントレ
Tataki de saumon a la fleur de caviar
サーモンマリネを燻製にし、たたきの要領で表面だけがさっと焼かれている。付け合せは日本の胡麻和えを
思わせるような、生のかぶら、歯ごたえが残るように火を通した絹さやの千切りをごまドレッシングと中国パセリで
和えられたもの。そして煮詰めたバルサミコソース。上からは乾燥のキャビアパウダーが振られている。
Foie gras maison & son pain toaste
自家製フォワグラのテリーヌにライ麦パンのトースト。リュバーブ(食用だいおう)のコンポテが添えられている。
ポワソン
Filet de fera du Lac Leman
レマン湖産のフェラを低温加熱調理した後に皮目をこんがりと焼き上げたもの。
ほうれん草のヘーゼルナッツ油風味。上からもローストしたヘーゼルナッツがふられている。
ヴィアンド
Fricasse de ris de veau ,morilles,champignons des bois
リードヴォ(子牛の胸腺)をクリーム煮込みにした後に小麦粉をまぶし、強火でこんがりと焼き上げられている。
ジロール、プルーロット、モリーユなどのフランス産きのこのクリームソース。じゃがいもと絹さやのロースト添え。
デセール
Entremet chocolat
下からチョコレート風味のスポンジ、チョコレートのムース、中にはいちじくのジュレが。上からはコーヒーパウダー。
チョコレートのソース。
Sabayon peche
中にもものコンポートを詰め、ももリキュールのサバイヨンで覆い上から焦げ目がつけられている。
Mignardise
cafe
ボージョレーの美しい大地を視覚で味わい、空気を肌で感じ、最高の料理と共に舌で吟味するひとときは格別です。
一度お越しになり、最高のロケーションの中、食事をしてみてはいかがでしょうか。
La table du donjon
住所:64 Petite Rue du Marche - 69620 Oingt
TEL:04 74 71 20 24
HP :www.latabledudonjon.fr
休み:日曜日