L'ÉBAUCHE(レボシュ)
テロー広場からソーヌ川の方に徒歩5分程。「リヨン出身の著名人のだまし絵」があります。
その通りの並びにL'ÉBAUCHE(レボシュ)という2015年にオープンしたお店を今回ご紹介します。
シェフはMélik DEBADJI(メリック・デバジ)でリヨンのメール・ブレジエ、パリのギー・サヴォア、ピエール・ガニエール・ロンドンなどの有名店で、修行されています。
最近流行の「ビストロノミック」という、ビストロのような雰囲気でガストロノミックな料理が食べられるお店です。
お店の外観はガラス張りで柱はワインレッドで統一されています。
中はタイル張りアトリエを改装したような造りになっています。
テーブルセッティングも、シンプルでテーブルクロスもなく、カジュアルな印象を受けます。
レボシュのメニューはアントレ、プラ、デセールもしくはチーズの組み合わせで30ユーロのメニュー構成のみになっています。
まずはアントレ。2種類のズッキーニを薄くスライスし、カリカリに焼いたチョリソ、グロゼイユの酸味がアクセントになっています。
見た目も彩があり、さっぱりと食べられる1品です。
もう1品アントレ。鰯をさっと焼いて、羊のチーズとルッコラのサラダ、更にスイカが入っています。スイカが入っているのは意外性がありますが、甘味の控えめなものを使用していて、鰯との相性も良かったです。鰯は香ばしく、煮干にも似ていて懐かしい感じがしました。
プラの1皿目は鯛がメインです。鯛の皮はパリッと中はふっくらと焼き、下には薄切りにして焼いたナスと生と乾燥の2種類のトマト。下にはパセリのソースがたっぷりと敷かれています。
パセリのソースは見た目はとても緑が強く味がしっかりしていそうですが、軽めに仕上げているので、鯛にたっぷり付けて美味しく頂きました。
プラもう1品は鶏の胸肉を焼いたものに、マッシュルーム風味の泡で仕上げられています。下には黒米とフレッシュのグリーンピースが入っています。
デセールではリ・オ・レというお米と牛乳と砂糖で煮たものがまわりにあり、中心にリュバーブのコンポート、上にはバニラ風味のテュイルを少し厚めに焼いたものが置かれています。
リ・オ・レの甘味とリュバーブの酸味、そしてテュイルのサクサクとした食感があり、バランスの取れた1品になっています。
デセールもう1品は、今が旬のアプリコットをコンポートにし、ピーナッツのクリームとアクセントにプラランを振りかけています。
アプリコットの爽やかな酸味が楽しめます。
全体的に多すぎることもなく、全て美味しくいただける量になっています。ぜひリヨン観光でだまし絵を見た後で訪れてみてはいかがでしょうか?
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L'ÉBAUCHE(レボシュ)
住所:4 Rue de la Martiniere, 69001, Lyon, France
電話:04 78 58 12 58