調理外来講師 M.Gilles REIHNARDT(ジル・レナール氏)/Paul Bocuse(ポール・ボキューズ)
1月22日(水)
今週の外来講習は2ツ星、3ツ星と続き、そして3日目には1965年以来50年も3ツ星を続けているレストラン
「ポール・ボキューズ」のシェフ、Gilles REINHARDT(ジル・レナール)氏に授業をしていただきました。
3日間で合計星が8つ!このように星の数を言われても、まだ学生たちにとっては今一つ印象が薄いようですが、
後々きっとこの重みの分かる時が来るでしょうね。
レストラン「ポール・ボキューズ」の外観
披露いただいた料理は2品、いずれもお店のスペシャリテです。
既に半数以上の学生が食べ歩きでお世話になり、ほとんどが日本の学校で習ったことのある料理ですから、
披露していただいた料理には馴染みがありました。それに加えて、レナールシェフにひとつひとつの作業を
分かりやすく丁寧に解説していただきましたので、みんな食い入るように授業を見つめていました。
モダン料理についての質問が学生からあり、レナールシェフは「私はクラシック料理が好きなので今の職場にいます。
モダン料理を作るにしても基礎がしっかりしていないといけません。どちらにしても一番大事なのは
美味しい料理を作ること」と応えられました。
また、「みんな真剣に授業を受けてくれるのでお礼に」とボキューズさんのサインが入ったメニューが全員に渡されました。
これには学生たちも大感激でした。
今回の料理
Loup en croûte, sauce Choron
すずきの皮をはぎ、内臓を抜いたところに魚のムースを詰め、折り込みパイ生地で包み焼きにした、
レストラン「ポール・ボキューズ」のスペシャリテです。
Poularde de Bresse en vessie, sauce fleurette aux morilles
いくつかのコースメニューの中で一番贅沢なチョイスをすればメインディッシュとして出される、
ブレス産若鶏のヴェシー(牛の膀胱)包み煮です。
シェフをはさんで、講習助手を務めた榊原 稚菜さん(左)と星 大樹君(右)