FRANCE

辻調グループ フランス校

ブログ

製菓外来講習 JEAN-JACQUES BORNE / (ジャン=ジャック・ボルヌ氏) Marrons Imbert (マロン ・アンベール)

フランス校教壇から

2024.06.27

製菓外来講習に来ていただいたのは、M.Jean-jacques BORNE (ジャン=ジャック・ボルヌ氏)です。

 ボルヌ氏は1994年にM.O.F(国家最優秀職人章)を受章されています。また、マロン・アンベール社の専属デモンストレーターを務められ、海外講習経験もあり日本のこともよくご存知です。マロン・アンベール社とは、栗を扱うトップブランドの会社です。およそ100年の歴史のある企業で、世界各国でマロン・アンベール社の製品は愛用されています。
 辻調グループ フランス校とマロン・アンベール社とのパートナーシップにより、製菓外来講習を毎期開催しています。

 今回ボルヌ氏が作成したお菓子はこちらです。


 
 Souffle au chocolat / Crème glacée aux marrons

 オーブンから出したばかりの温かいチョコレートのスフレに、アンベール社のマロンペーストを使用したなめらかで濃厚なグラス(アイス)を添えています。


 Bonbon frais aux marrons

 こちらも同じくアンベール社のマロンペーストとマロンクリームを使用したお菓子です。
 硬そうな見た目とは違い、口溶けが良く、噛めば噛むほどマロンの香りが口いっぱいに広がります。考え抜かれた魅力的な食感に驚きです。

 ボルヌ氏はほとんどの作業をアシスタントの研究生中心に進めてくれました。

 こちらのチョコレートのパーツを取っている時、ボルヌ氏は他の研究生達に混ざり「シェフ達作業は順調??」とアシスタントの研究生に、ユーモアを交えていつも優しく話しかけてくださいます。
 ですが大事な作業の時は一変!


 真剣さが写真を通してもひしひしと感じ取れます。


 このメリハリに研究生達は引き込まれていきました!
 お菓子を作る楽しさはもちろん、クオリティの高いものを作り上げるプロの技を研究生達もしっかり感じ取れたのではないでしょうか。
 普段の実習や、スタージュに出た際に活かしていきたいですね!

【研究生からコメント】

 「今回初めてアシスタントの経験をして、素早く丁寧に作業することの凄さを感じました。技術やスピードだけではなく、挨拶や返事、コミュニケーションにも手を抜かず、全てにおいて全力で行動するシェフにとても刺激を受けました。もっとフランス語を勉強してコミュニケーションが取れるようになりたいのと同時に、自分の作業スピードを上げて、効率よく実習が出来るように生活したいと思います。」

 「アシスタントを通して、作業の効率性や柔軟性、綺麗に作業することの大切さに気付きました。シェフの丁寧で素早い作業姿を見て多くのことを学ばせてもらいました。マロンが好きなので、本当に美味しくて感動しました。これからの実習で成長が出来るようにもっと頑張ります。」

 
 Merci!M.Borne!!