製菓外来講習 M. Christian DORANGE(クリスチャン・ドランジュ)
今回外来講習に来ていただいたのは、クリスチャン・ドランジュ氏です。
以前、外来講習に来ていただいたMme Pauline DORANGE(ポリーヌ・ドランジュ氏)のお父様で、フランスの氷の彫刻のチャンピオンでもあり、今回は氷のピエスモンテ(細工)を披露していただくことになりました。
近年ではこのような外来講習がなかったため、学生・職員共々ワクワクしながら心待ちにしていました。
ご自身で準備していただいた氷や彫刻に使う道具などを運び込み、講習がスタート!
今回は講習室ではなく、屋外での講習です。
今回のテーマはバレンタインをイメージし『ハートと2匹の魚』
デッサンを書き、しっかりイメージをして氷に表現していきます。
形が決まれば、チェーンソーなどを使い、大まかに形を作っていきます。
大きな機械を使って大胆に削られていく氷に学生も興味津々!
細かな表面の細工は鑿(ノミ)を使い表現していきます。
何個かあるうちの鑿の中には日本製のものもあるそうで、使い慣れていてとっても良いとのこと。
いろんな器具を使用しながらどんどん表面が削られていきます。
学生も体験!
鑿を持って、削る作業をやらせていただきました。
今回用意していただいた氷の柱は1mもある大きなもので重さはなんと140㎏!
彫刻用の上質な(透明度の高い)氷を作るためには、水質の良さと凍らせる温度も重要だそうで、この氷柱を作るのに−6℃~−8℃で4~5日間かけてゆっくりと凍らせていくことで、透明度の高い氷になるそうです。
そしてついに完成!!!
ライトを当てると削られたこまやかまフォルムが浮き出てきて、繊細さが伝わってきます。
最後はドランジュ氏と共に記念撮影!
Merci, M.DORANGE!!