製菓外来講習 M. Laurent LEJEUNE(ローラン・ルジューヌ氏) / Pâtisserie LEJEUNE(パティスリー・ルジューヌ)
今期2回目の外来講習に来ていただいたのは、フランス校から車で40分程の所にあるNeuville sur Saône(ヌーヴィル シュル ソーヌ)と、ボジョレー地方の中心都市のVillefranche-sur-Saône (ヴィルフランシュ・シュール・ソーヌ)で、地域に密着したパティスリー「パティスリー・ルジューヌ」を経営されているローラン・ルジューヌ氏です。
生菓子のほかチョコレート、糖菓やパンなど同じ規模のパティスリーと比べても取り扱っている種類が豊富で、お客さんで絶えずにぎわっているパティスリーです。
早速、講習がスタート!
今回作成していただくお菓子の構成などを説明していただき、作業が始まりました。アシスタントに入った研修生はしっかりとルジュンヌ氏とコミュニケーションをとりながら、一緒に製品を作成しました。
研修生がスタージュ(研修)に行かせていただくお店でもあり、いつもルジューヌ氏は研修生に対して、とても分かりやすいフランス語で説明をしてくださいます。
研究生もフランス校に来て約1か月経ちましたが、フランス語が聞き取れるようになり、簡単な言葉や製菓用語などは通訳を通さなくても理解できるまで成長しています!
それでは作成していただいた製品2品の紹介です!
『RUBIS(ルビー)』
ルビーとは、宝石のルビーをイメージして作られたお菓子で、ルジューヌ氏が好きな素材の「ゆず」を使用し、試作を何度も重ね、ゆずとの相性がとても良かったフレーズ・デ・ボワ(イチゴの品種の1つ)を使用してこのお菓子が誕生したそうです。ゆずの香りとフレーズ・デ・ボワの酸味・香りのバランスがとても良い1品でした。
『VERRINES ROUSSILLON (ヴェリンヌ・ルシヨン)』
アプリコットのコンポートと口どけの良いアプリコットのムース、濃厚なチョコレートのムースの組み合わせで構成されています。グラスの器に一層ずつ流しながら作られており、一見しっかりと量のあるお菓子に見えますが、食べると甘酸っぱいアプリコットとコクのあるチョコレートのムースの相性抜群の一品でした。
アシスタントを務めた研究生のコメント
「今回の講習では私たちも作成するムースのお菓子でしたが、同じような材料でも混ぜ方や組み方にシェフのこだわりがたくさんあり、とても勉強になりました」
「初めてのアシスタントでとても緊張しましたが、シェフが分かりやすいフランス語で話してくださり、とても楽しかったです。自分が研修に行った時の想像ができ、とても良い経験になりました。」
また現在研修中の春コース生もシェフと一緒に来校し、講習後研修生からの質問に丁寧に答えてくれていました。
学生からの質問に丁寧に答えてくださったルジュンヌ氏。時間もあっという間に流れ、とても充実した大満足の講習になりました。
Merci, M.LEJEUNE!!