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辻調グループ フランス校

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製菓外来講習 / M.Paul KLEIN (ポール・クライン氏)/ Pâtisserie chocolaterie KLEIN (パティスリー・ショコラトゥリー・クライン)

フランス校教壇から

2023.07.10

今日は、フランスの東部、ベルフォールから「パティスリー・ショコラトリー・クライン」からポール・クライン氏が奥様と一緒にお越しくださいました。

クライン氏はステファン・クライン氏(お父様)と共に、プロ向けのアメ細工、チョコレート細工、コンフィズリー(砂糖菓子)の講習も行われています。LE JOURNAL DU PATISSIER(ル・ジャーナル・デュ・パティスリー)という雑誌にもアメ細工が掲載されているので見たことがある人もいるかもしれませんね。

今回講習は1日かけて「コンフィズリー」=砂糖菓子を7種類、見せてくださいます。

この大きなプラスチックケースの中には、仕込んで来ていただいたアメ細工が入っています。研究生たちは先週、班毎にアメ細工を組み上げてその難しさを痛感したばかりです。ケースに入っている人形が壊れないようにどのように保管されているか、接着をきれいにする方法はなどなど裏側までこっそりと覗いています!





こちらは「Bonbon rock」 ボンボン・ロック

今日はたくさんのコンフィズリーが出来るので研究生総出でお手伝いです。

「Calisson d'Aix」 カリソン・デクス を丸めて、専用の型に詰め込んでいきます。

南仏エクス・アン・プロヴァンスの銘菓で、メロンとオレンジのコンフィとアーモンド、シロップを練り合わせてペーストにしたものです。市販の物より柔らかく、ペーストのキメが細かく素材の味が感じられとても美味しかったです。

そして今日はこちらでも出来上ったコンフィズリーを飾れるように作業を進めています。
なので研究生も大忙し。メモはしたいし、作業も手伝いたい、あっちもこっちも見たい!!
写真の手前に並んでいるのが「Réglisse」 レグリス=甘草(かんぞう=薬草の1種)を使ったグミ。「ナレ先生はこれが大好き!」と聞いて、研究生は「え~・・・これって、漢方薬の匂いするし・・・」とまだ見知らぬ味にちょっと戸惑気味です。

コンフィズリーとアメ細工が並びました。
携帯でこれでもか!というぐらい写真撮影が始まりました。前から後ろから・・・
人形のお尻もかわいいです。

「2度目のアシスタントでしたが、初めて見る道具や作り方がたくさん出てきて、次に何をするのか予想して動くのが難しかったです。でも、キャラメルがフランス校と大きく配合が違っていたり、自分だったら引けないアメの硬さで引いていたりするのを真横で見られてすごく刺激を受けました。」

「アメ細工を近距離でみることができて良かったです。フランス人の先生と話したり指導してもらったりする機会になりました。私のアメ細工に対する興味が刺激され、とても面白い外来講習でした。」

Merci,Mme et M.KLEIN !!