調理外来講習 M.Sebastien CHAMBRU(セバスチャン・シャンブリュ氏)/L'O des vignes(ロ・デ・ヴィーニュ)
秋コース生たちがフランス校に入学してから2か月が過ぎようとしています。シャトーでは充実した日々が続いていて、
学生たちも毎日必死に頑張っています。
そんな中、この日は白ワインで有名なマコンMâcon近郊のフュイッセFuisséという村にあるレストラン
「ロ・デ・ヴィーニュ」から、オーナーシェフのシャンブリュ氏と研修生の志村希望君にお越しいただきました。
シャンブリュ氏はこれまで「ムーラン・ド・ムージャン」や日本の「新宿ヒルトンホテル」など、世界各地で経験を積んで
こられ、2007年にはM.O.F.(フランス最優秀職人章)を受章されています。
シェフは様々なイベントでデモンストレーションをされることも多く、今回も学生たちに理論的でわかりやすい、ゆっくりと
丁寧に細かい説明を交えた授業をされていました。学生たちもきちんと理解した様子で授業を受けていました。
フランス産平目を骨付きで、にんにく、タイム、バターで焼き上げています。横にはかぼちゃをすりおろしてソテしたものを
洋なしの薄切りで巻いたカネロニ仕立て。くるみのペースト、バターソースと共に。
シャロレー種の牛フィレ肉のステーキに、低温加熱調理したフォワ・グラ。付け合わせにはせん切りにしてソテした
トピナンブール(きくいも)とシュークルートを円形に仕立てたもの。ネパール産こしょうとビール風味の赤ワインソース。
焼き加減はミディアムレアで!
シャンブリュ氏のデモンストレーションの後、研修生の志村君からもお話がありました。
「現在はアミューズと前菜などの盛り付けを担当しています。フランス語を聞き取るのは出来るようになってきましたが、
的確に返事をするのはまだ難しいですね。フランス校で学んだ経験がとても生きています。」
残された期間、精一杯頑張ってください。
講習の助手を務めたのは、フランス料理研究課程の上本佳久君(左)、中田幸成君(シェフ右)、
木村哲也君(右から二番目)、渡辺万裕さん(右)でした。