FRANCE

辻調グループ フランス校

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砂川 拓郎 くん:調理2016年秋コース

在校生レポート

2016.12.14

去年の4月ごろ、進路に迷っていた時にあるレストランへ食べ歩きに行きました。お店の方が厨房の見学を許可してくださったのですが、そこでスタッフの方々がフランス語で会話しながらフランス料理を作っているのを見て、「やはり一度フランスへ行かないとフランス料理について語ることはできない!」と思い、フランス校への進学を決めました。

フランスでの生活でまず感じたことは、「意外と困らない」ということです。必要なものは近くのスーパーで揃えられますし、僕のつたないフランス語でも理解しようとしてくださる方が多いです。


入学直後の自己紹介

先日、旅行の帰りに乗るべき電車を間違えて、学校とは反対方向の知らない駅で降りてしまったことがありました。そのときはたまたま駅の係員さんもいなかったので焦りましたが、勇気を出してフランス人の男性に話しかけてみました。するとその方がすごく気さくに接してくださり、僕たちの代わりに周りの人にいろいろと質問してくださって、最後は周りのフランス人全員で乗るべき電車を教えてくださったのです...「フランスにも優しい人はいるんだ!」とうれしくなりましたね!

フランス校での実習はとても忙しく、正直なところを言うと楽ではありません。しかし回数を重ねていくうちに、段取りをしっかり考えることや、実習中の班員とのコミュニケーションの大切さが分かってきました。実習がうまくいったときなどはとても達成感があります!


特別授業での一コマ

日本の授業との一番の違いは、やはりフランス語で授業が行われる点です。ナレ先生の講習授業を理解していないと実習がうまくいかなくなるので、講習は全員必死でメモを取っています。また、フランスの食材をつかって料理を作り、本場の味を知ることができるというのもフランス校の魅力です!


外来講師とともに

僕は寮では4人部屋に住んでいるのですが、同じ部屋の学生とはすぐに仲良くなって、今では時間を忘れて話してしまうこともよくあります。実習に向けた班の打ち合わせをするときに、すぐに全員集まって直接話し合いができるのも寮生活の良いところだと思います。



※フランスでは18歳からお酒を飲むことができます。

週末や連休を利用して、これまでにストラスブールやアヌシーへ行きました。ストラスブールのレストランでは、「シュークルート」や「ベッコフ」といったアルザス地方の名物料理を食べました。ヴォリューム満点の料理を出すお店だったので、食べきるのがとても大変でしたが、いい思い出になりました。フランスはきれいな街が多く、それぞれの地域においしいものがあるので、もっと色々なところに行きたいです!


アヌシー湖で

フランスに来てからすぐ、「ブラス」という『ミシュランガイド』フランス版で3つ星を得ているお店に行きました。今年の1月に同じ学科の仲間と予約し、とても楽しみにしていたのですが、お店に行くまでがとにかく大変で、2泊3日の旅行のうち、2日間は移動というハードなスケジュールでした。

「ブラス」では、ライヨール村の産物など、お店の周りの地域の食材を豊富に使った料理を数多く提供していて、しかもとても美味しいことに感激しました!また、偶然にも日本人の方が日本語でサーヴィスしてくださり、料理を理解しながら食事することができました。他にもお店の方が色々と親切にしてくださり、移動が大変でしたが、素晴らしい食べ歩きの経験になりました!


シャンパーニュ見学旅行

研修を希望しています。以前は漠然と「都会にある忙しいレストランで研修がしたい」と思っていました。ですが最近では少し考え方が変わってきて、「フランスの地方を知りたい、フランス人の同僚や地域の方としっかり関係を築きたい」と思うようになりました。もし研修に行けたら、帰国後も長く連絡を取り続けられるようなフランス人の仲間を作りたいと思います!


同じ班の仲間と、ナレ先生を囲んで

僕は今、「もっと日本のフランス料理のレストランへ食べ歩きに行っておくべきだった」と思っています。というのも、日本のフランス料理の味を少しでも多く知っておけば、フランス校でナレ先生や外来講師の皆さんが講習で教えてくださる料理や、フランスのレストランで出てくる料理の味と比べることができるからです。フランス校への進学を考えているという方は、予算が許す限り、日本にいるうちにフランス料理のレストランへ食べ歩きに行かれるといいと思います。


ボーヌ見学旅行

砂川 拓郎 SUNAGAWA Takuro
2016年秋コース レクレール校 フランス料理研究課程
出身高校:那覇西高等学校(沖縄県)
辻調グループ出身校:辻調理師専門学校 調理技術マネジメント学科