川原 沙弥香さん:製菓2018年秋コース
川原 沙弥香 KAWAHARA Sayaka
2018年秋コース エスコフィエ校 製菓研究課程
出身校 佐賀県立鹿島実業高等学校
辻調グループ出身校 エコール 辻 大阪 辻製菓マスターカレッジ(フランス校進学コース)
「はじめは頭がパンクするかと思いました」
お菓子を学ぶなら本場で本物を、と強く思っていたので、フランス校の存在を知った時に「絶対に行きたい」と親にお願いしました。こちらに来てはじめの方は、講習はフランス語、ルセットはフランス校のやり方、と頭がパンクするくらい勉強することが多くて大変な日々でした。今でも大変ですが、慣れてくればフランス語を使っての実習ができるようになって心に余裕ができてきました。まだまだ学ぶことはたくさんあるので継続して頑張ります!
「お菓子作りは深い」
フランス校では使う器具の大きさなども規定があります。この組み合わせが作りやすいベストのサイズだと考えて作業しなければなりません。元々の量から加える材料の量を把握して計量をする必要があります。何をするにしても考えることが大切になりますが、お菓子作りは内容が深いな、と実感できて楽しくなります。ますますお菓子作りが好きになれる場所です。
「フランス人のやさしさに感動」
日本にいた時には、フランス人はプライドが高く怖いのかな、と思っていました。しかし、いざこちらで外出してみると、駅や道で困った様子をしていると「助けが必要ですか?」と声をかけてくれて感動しました!
ただフランスは日本に比べると時間にルーズなのが困ります。バスが時間通りに来なくて焦る時があります。あとはこちらで買い物をする時に商品の内容がわからず苦戦することがあります。わからないとその場で10分ほどフランス語解読の時間に入ることになります。なかなか難しいのでたまには「これでいいや」精神が大切だと思います。
ボジョレワインの講習にて(※フランスでは18歳からお酒を飲むことができます)
「寮は我が家のようです」
私は共同生活に向いていない方なのですが、今では寮が我が家のように住みやすい場所になっています。同室の子が同じパティシエなので、わからないことはすぐに聞けるし、相談できるのですごく助かっています。
「ヴァカンスは7か国を旅しました」
冬のヴァカンスでは7か国を旅しました。移動するたびにハプニングもあり、不安な思いをすることもありましたが、ヨーロッパの街並みは独特で普通に歩いているだけでも心癒されました。今しかできない貴重な体験ができて楽しかったです。オーストリアのウィーンでは本場のザッハトルテを求めてホテルザッハ―とデメールに行きました。同じお菓子でも食感や味の強さが違って間違い探しのようで楽しかったです。フランス内のパティスリーにもこれからもっと行きたいと考えています。
「研修は楽しみ!」
研修は希望しています。一緒に働く人がフランス人で、フランス語という壁がある中でも技術や思考を近くで感じることができるとてもいい機会だと思っています。楽しみです!
「フランス校入学を考えている皆さんへ」
お菓子を作ることと、勉強することが大好きな人はきっと楽しいシャトー生活を送れると思います。フランス語やお菓子を作るための準備をしておいてください。日々成長する自分の姿を見てフランス校に来てよかったと思えるはずです。入学を考えている方はぜひ!