10月8日から始まった、フジテレビ系月曜9時の通称「月9」ドラマ『アンティー ク〜西洋骨董洋菓子店〜』に、辻調グループ校がケーキを提供しています。画面には 登場するものの、いまいちどんなケーキなのかわからない!というケーキ好きの皆様 のご不満を解決すべく、メイン、サブとりそろえてコメントをつけてみました。

第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 第八話

第九話
第十話 第十一話








宗像が若い頃にデートで食べたケーキをアンティーク風にアレンジ。
底の部分がオレンジとノワゼット(はしばみの実)のダクワーズ、その上にコーヒーとチョコレートのババロアがのったもの。
中にはコーヒーとホワイトチョコレートのスポンジ生地と、バニラクリームが隠されています。上の部分にはゼラチンとコーヒーペーストでコーヒー豆を象った模様がつけられ、周囲にはこれもコーヒー味のマカロンが飾られています。

->制作の先生から








4話が星のケーキ話に集中したので、実は新作が画面には登場しませんでした。その代わり、というわけではないのですが、今回は新作好きの宗像さん話ということで、久しぶりに新作が3品登場。どれも、なかなか渋い作りです。




カルディナール・シュニッテン

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ウィーンの有名なケーキ。シュニッテンとは、棒状に長く作ったもののこと。
カーディナルはとローマ教皇の最高顧問枢機卿(すうききょう)のことで、その法衣の意匠に表面のストライプが似ていることからこの名前があります。ビスキュイ生地と卵白のメレンゲを交互に絞って焼いた生地にキャラメル味のクレーム・シャンティイを挟んだもの。軽い食感が特徴。





カスターニエン・シュニッテン

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橘さんが説明していましたが、モンブランの一種。カスタニエンとはウィーン地方の言葉で栗のこと。
作り方はかなり凝っています。薄く焼いたザッハ生地(チョコレートの利いたバター生地)二枚の間にグロゼイユのジャムを挟んだ上に、まずガナッシュを薄く塗ります。そこにバニラ風味のマロンクリームをまず3列絞り、その上に2列、1列と、横から見たときに三角形なるように絞り、一旦冷やし固めます。そのまわりをさらにガナッシュで薄く覆い、その上にクレーム・シャンティイをたっぷりとのせます。上にマロンクリームを絞り出して、上にマロングラッセを飾り、チョコを削ったものを雪のように降らせています。
宗像さんが子供を連れたみどりさんと一緒に来店して頼んだケーキがこれ。





ビテール

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メレンゲとムースにそれぞれココアパウダーとチョコレートを加えたほろ苦いケーキ。ビテールとは英語の「ビター(苦い)」の意。チョコレート味のメレンゲを円形に絞り出して焼いたものとチョコレートムースを3層に重ね、mわりもチョコレートムースで覆ったもの。上に、チョコレート味のメレンゲを絞り出して焼いたものをカットして全体にまとわせています。






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スポンジ生地の周りをバタークリームで覆っています。ピンク色の薔薇もバタークリームで、ドレンチェリー(砂糖漬けのチェリー)、アンゼリカ(蕗の一種の砂糖漬け)、アラザン(銀色の粒状の食用の飾り)で飾り付けしています。



->裏話







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スティックに切ったオレンジの皮の砂糖漬け(オレンジピール)にチョコレートをコーティングしたシンプルなお菓子。



->裏話







これはケーキ以外の話。
桃子さんが橘さんの子供の頃の誘拐事件のことを知って、会社でその事件について新聞の縮刷版で調べるシーンです。
辻調グループ校が裏面に広告を出していたのを、気がつきましたか?もちろん、この縮刷版は番組の美術スタッフが作った架空のものですけれど。






 は今回の新作です。
お菓子の名前の後ろにシュークリームのイラストがあるものは、「菓子まし娘のお菓子講座」で、家庭でもできる!作り方を紹介しています。



辻調グループ校

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公式・フジテレビ「アンティーク」

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