山内英理奈(以下Y):ついつい忙しかったりすると単調(受身)な毎日を過してしまいがちだよね。たまの休日も疲れを取るなんていう名目で部屋でゴロゴロ、ダラダラ・・・。1日の終わりに1歩も外に出てない自分を振り返ると「もったいないことしたな」って後悔するんだよね。
市谷沙織(以下I):そうそう。空を見て「ああ、いい天気だな」とか感じることすら忘れてしまっている時もありますからね。フランスにいた時は休みの日なんて、起きたらとりあえず外に出てたんですけどね。あり得ないくらい空が青く澄んでるんですよ。あの時はヨーロッパの空に完全に恋してましたね(笑)。お腹がすいたらバゲットとかお惣菜を買ったりして外で食べてたなぁ・・・。友達と青い空の下でわいわい食べるだけでそこはもう王室でしたよ。えっ!安い幸せすぎました?
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Y:確かに、太陽の下っていろんなことが楽しく感じるよね。フランスの家庭はたいていテラスがあってそこでご飯を食べたり、お茶したり。私が泊めてもらったある家庭では、コーンフレーク、ヨーグルト、カフェ・オ・レっていうなんでもない朝食だったけど、テラスで食べるだけで、気分が違ったなぁ。あとカフェ・オ・レ・ボールでカフェ・オ・レを飲む姿がなぜかおしゃれに感じられたなぁ。
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I:いいですよね。ちょっといいホテルに泊まって、朝、なんでもないパンとコーヒーとベーコンエッグとかなのに、部屋に持ってきてもらうっていうシチュエーションと使われている器とかの違いでリッチに感じるみたいなものですね。
Y:そうそう、非日常的なことってわくわくするし、気分が高まるよね。 |
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そこで提案です!休日を有意義に過ごし、明日への活力を促すために、午前中のうちにリフレッシュしましょう。「早起きしろ!」とまでは言いません。ちょっとゆっくり寝た後で、ちょっと優雅なブランチをコーディネートしてみましょう。 |
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ここで紹介したいのがキッシュです。お惣菜屋さんや、パン屋さんでもおなじみだと思います。生地さえ空焼きしていれば(生地は市販のものでもOK)、具を敷き詰め、卵、牛乳、生クリームを混ぜ合わせたアパレイユを流しいれて焼くだけで簡単に作れます。また、具材やアパレイユ、生地の形に変化をつければ様々なバリエーションを楽しむことができます。キッシュを焼いている間に、サラダやフルーツを盛りつけ、テーブルにはテーブルクロスを敷き、ちょっと花でも飾ってみて、お気に入りのカップやカフェ・オ・レ・ボールでコーヒーなどをゆっくり楽しんでみては・・・。
また晴れた日は気持ちいい太陽の下、ピクニック気分でブランチをたのしんでみたりしたら、その休日がとても意味のあるものとしてスタートし、気持ちの高まりと、余裕が生まれ、何かが変わるきっかけができるかもしれませんよ。 |
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「ちょっとそこまでできないかも・・・」という人は、コンビニのパンを袋から出し、パンかごやお皿に盛りつけてみる、そんなことからはじめてみてはいかがでしょうか! |
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