通信教育部ブログ
サリー・ランとは?
サリー・ランをご存知ですか?
製パン技術講座の第23課「特殊な生地のパン(1)」のカリキュラムに登場する、卵とバターがたっぷりのリッチなパンです。
イギリスのバースを訪れたことがある方ならご存知なのではないでしょうか。
バース(Bath)は、その名のとおり古代ローマ時代につくられた浴場の遺跡で有名な街です。
そんな街にある、絵本から抜け出したようなお店が、サリー・ラン(Sally Lunn's)です。
お店については、こちらから:Sally Lunn's
※写真はお店に掲載の許可をいただき使用させていただきました。
この建物は1482年のものらしいです。って室町時代から!?
お店の看板には、SULLY LUNN's Eating House。
パンの名前でもあるサリー・ランは、このパンを焼いていた女性の名前。
1680年頃、当時の宗教戦争によりフランスからバースまで逃れ、この地でフランスのリッチなパンをつくりはじめたのです。
お店の地下は博物館にもなっていて、当時のパンづくりの様子を見ることができます。
これが、お店では「Bun」と呼ばれる、バース名物でもあるSally Lunn's bun(サリー・ランズ・バン)。
店内には、カフェスペースもあります。ちなみに2階にはジェーン・オースティンが訪れたという部屋でお茶もできます。
バースへ行ったら是非訪れたいですね。ロンドンから電車で1時間ほどですよ。
そんなバース名物のリッチなパンが、通信教育で学べます。
作り方のポイントは、軽い食感にするためにミキシングをかけ
かなり柔らかい生地なので、パン生地表面を破らないように丁寧に成
また、最終発酵をしっかりとり、ボリュームを出しましょう。
製パン技術講座では、シンプルな配合からリッチなものへと順番に学んでいきます。
製パンの科学的な裏付け、配合や製法を学び、パン作りの幅を広げていきましょう。