ファミリーマートとの共同開発に参加して ~その2~
前回の続きです。
ファミリーマートとの共同開発に参加して ~その1~
https://www.tsuji.ac.jp/about/project/family/post_77.html
今回の共同開発に参加したメンバーに、感想を聞きました。
白根園実さん
チャンスがあれば何でも挑戦したいと思って今回応募しました。もし、自分の考えたお菓子が実現したら面白いし、自分や学校の人だけでなく一般の人から評価をもらえるのがうれしいです。実際に、今回の商品が決まる過程で自分の出したアイデアが最終選考に残ったり、また、ミーティングではみんなのアイデアにいろいろ提案したことが受け入れられたりするなど、自分が美味しいと思うものが実際に通用する部分も実感できました。一方で、ミーティングの中では自分の思う美味しさを上手く理解してもらえない部分もあったりと、その悔しさは、今度自分で商品を作る機会があれば、その時には実現させたいと思います。普段みていたり、買って食べていたりする商品の一つ一つにこれだけの時間が費やされ、そのかげには発売されなかった多くの商品があり、厳選されて並んでいるんだということを知りました。私たちは、長い時間をかけて開発してきたので、この商品に愛着がありますが、ふつうのお客様が実際に手にとって食べてどうのか、その反応を是非知りたいです。それを知らないと、このプロジェクトが、本当に終ったとはいえない気がしています。
川崎未智さん
私が応募するにあたって、念頭においていたのは、これはファミリーマートと学校とのコラボなので、私たちがこれまで学んできたベーシックなお菓子をコンビニスイーツで実現できたらいいなということでした。果物は、やはり大量生産が可能なリンゴや栗を考えました。そして、自分が食べたいと思うものを作ることです。今、コンビニのお客様の層が若い人だけなく、年配の方などにも広がっていることも聞いていたので、幅広い層にどちらかというと社会人の人にも食べていただけるようなものにしたいと思いました。今回受けたマーティングの講義の中で、ファミリーマートでは1週間にすごい数のアイデアがだされ、その中から選ばれた1つか2つの商品が、数カ月後には販売されるという話を聞き、大企業の生産力のすごさをあらためて感じました。また、ミーティングで、私たちのメンバーの味に関する指摘のポイントがあまりブレることがなく、共通の認識でとらえることができたのは、やはり同じものを学んできた仲間なのだなと思いました。今回、特にマーケティングの要素として視覚の重要性を学んだので、就職して仕事をする際にも、その感覚は生かしていきたいと思います。
藤野遥さん
今回はとても貴重を経験をさせてもらったと思います。将来は、自分でお店を持ちたいと思っていますが、とはいえ、全国1 万1 千店舗という数で、多くの人の目にふれる商品を作れるのは、もしかしたら一生に一度の機会かもしれません。りんごのムースタルトは、この形になるまで、みんなでディスカッションを重ねた商品です。味と形と価格のバランスをとる難しさを実感しました。私自身は、自分が作ったことがあって、実現できるものでと思って応募しましたが、コンビニという大量生産の工程で、自分のイメージを実際にカタチに変換するための知識が足りなかったことや、販売対象から考えて商品を作り出すという視点があまりなかったので、とても勉強になりました。
今回は、新聞やケーブルテレビなど、
発売にあたり色々な取材を受けました。
写真撮影では、接客で磨いた笑顔が生かせたはず?(笑)
緊張する場面もありましたが、
それぞれに今回の共同開発に参加した気持ちを素直に話せました。
販売も残すところ1週間弱となり、自分たちが予想していた以上に
友人からやネットにも反応があるなど、それぞれに今回参加したことについて実感したり
これまでとは違った意味でお菓子を作ることについて考えるよい機会にもなったようです。
まだのようでしたら、是非一度ご賞味くださいませ。