東大との食のコラボ!東大「収穫祭」にエコール辻東京の学生が参加!①
10月19日、東京の田無にある
東京大学・大学院農学生命科学研究科附属・生態調和農学機構(旧東大農場・田無演習琳)で行われた
東京大学のホームカミングデイの「収穫祭」に、
エコール 辻 東京の辻調理技術マネジメント学科の有志11名の学生が職員とともに参加しました。
ともに、教育機関として食に携わる東京大学と辻調グループが、
相互に連携することで、さらに食に対する教育を深めていければと実現した企画の第一弾です。
東大で、収穫された農作物を使い、エコール 辻 東京の学生がメニューを考え、
毎年開催されているホームカミングデーの「収穫祭」に参加された方々に、
実際に調理をして食べていただこうという企画です。
その始まりは、さかのぼること約1か月前の9月25日。
雨のそぼ降る中、東大の生態調和農学機構にエコール 辻 東京の学生が集まりました。
今回の目的は「栗ひろい」。遊びに来たのではありません(笑)。
翌月の「収穫祭」に向けて、調理する学生自ら、食材の収穫に伺いました。
収穫の前に、まずは栗についての講義を、受けました。
東大の農場で栽培している栗は、「紫峰」「神鍋」という2品種。
講義を受けた後は、長靴に履き替え、レインコートに身をつつみ、いざ収穫へ。
東大の広大な農場は、まるで、北海道あたりにいるようです。
食材としては、よくみる栗も、いがに入って、木々になっていたり、
木々の合間に落ちているのをみるのはもちろん、
さらに、それを自分で収穫するのは、学生にとっても貴重な体験です。
これは、踏み潰しているわけではありません。
足でいがをひろげて、栗を取り出しているのです。
手で栗を取り出そうとすると、いがが手にささるのでこうやって足で広げてトングで取り出します。
空のいがは放置しておくと、腐ってしまうのできちんと拾って捨てないといけません。
雨の中、びしょびしょになりながらも、みんな一生懸命拾いました。
結構な量になったで、拾った栗は、小さなトラクターで回収します。
さて、次は拾った栗を選別。
雨が降っていたこともあり、保存のためにも濡れた栗を一つずつタオルで拭いていきます。
そして、虫に喰われて穴のあいた栗は使えませんので、はじいて選別します。
学生、職員、他東大の先生方、約20名ほどで、せっせと拭きました。
こういう一手間一手間を経て、食材として、学校では学生のもとに届けられています。
実際に体験してみて、その大変さが実感できました。
あらためて、食材のこと、それに携わる人々のことが少しわかり
食材への気持ちや調理に向かう姿勢にも変化があったと思います。
さらに、秋の果物といえば代表格にもあげられる柿、さらに「ふじ」「王林」といったりんごも収穫しました。
帰る前に、今回この企画にご協力いただいた二宮先生と一緒に記念撮影。
さて、これらの収穫物を使って、学生たちはどんなメニューを考えたのでしょう。
次は当日の様子をお伝えします。