コンピトゥム主催の料理講習会に川越達也シェフが来校!
7月1日、コンピトゥム主催の料理講習会がエコール辻東京で開催されました。
今回は、講師に東京 代官山 『TATSUYA KAWAGOE 』の川越達也シェフをお招きし、料理の実演と辻調グループの卒業生として、また料理界の先輩として、学生にいろいろなお話をしていただきました。
当日は、料理系の学生だけではなく、製菓の学生も参加。希望者が多かったため抽選での聴講になるという盛況ぶりでした。
また、今回は『TATSUYA KAWAGOE 』のスタッフであり
エコール 辻 東京の卒業生でもある板垣邦彦さんが
川越シェフの助手として一緒に来校してくれました。
(写真左側)
メニューは以下の三品。
『サーモン・帆立・海老・ササミのサラダ仕立て 香りマヨネーズ』
『手打ちパスタ タリオリーニ 鶏挽き肉と舟形マッシュルームのソース サマートリュフがけ』
『ショートパスタ リガトーニ トマトとマスカルポーネチーズソース』
ひとつの食材を使ってバリエーションで展開させることや、お皿のセレクトの仕方など、料理を作る際のヒントになるポイントをいろいろと教えていただきました。
実演で作った料理は、この日誕生日の学生が試食。ラッキーでしたね。
この講習前に、辻調新聞に記事を掲載するため、学生2人が川越シェフにお話をお伺いしました。
左から辻フランス・イタリア料理マスターカレッジの中川くん、川越シェフ、辻調理技術マネジメントカレッジの大塚くん
27歳の時に、独立。まだ、若い川越シェフが、お店を出すための資金を借りる際に保証人になってくださったのが、当時のバイトをしていた会社の社長さん。そのころは、料理人の仕事以外にも、お金を貯めるため、かけもちでバイトをしたそうです。「なぜ、そんな若い料理人の保証人になってくれたのかといえば、たとえバイトであっても、どんな仕事でも、一生懸命やってきたから。その姿を見ていて助けてくださったんじゃないかと思います」と、川越シェフは話します。
また、「川越シェフを今突き動かすものは何か」という学生の問いに、「いざというときには、料理を(自分の)武器に、周囲の人を助けられるような大人にならなければという想い」だといいます。阪神淡路大震災を経験し、どんどんお店がつぶれていってしまう中、一人でもやっていける力をつけなければいけないということを強く思ったそうです。
「いろいろな方への感謝を、恩をお返しする」そういった気持ちで仕事に取り組んでいると川越シェフと語りました。
実演の後の講演でも、料理界の先輩として
料理人として謙虚たることの大切さについてもお話いただきました。
講習後は、受講した学生との記念写真撮影にも快く応じてくださり長蛇の列。
学生にとっては、大切な記念となったようです。
今回、講習はもちろん、とても貴重なお話も伺うこともできました。
川越シェフ、ありがとうございました。