TSPAレポ#6:「和食の世界」その①<東京>
6月28日(土)、エコール 辻 東京で行われた、
国際交流サービス協会主催「和食の世界」に行ってきました。
このイベントは、和食の無形文化財遺産登録を記念したもので、
駐日大使館関係の方たちが参加されました。
和食の歴史と文化的特徴についての岡田先生の講演ののち、
だし汁の引き方、松花堂弁当の作り方の解説と実演、そのあと試食がありました。
和食は、見る、聞く、味わう、嗅ぐ、触るという五感に訴えかけ、
トータルコーディネートで旬を感じさせる料理というお話がありました。
松花堂弁当に添えられた青紅葉は、季節感を出すオーナメントです。
「器は料理の着物」と魯山人が言ったように、季節に合わせた器を選びます。
実演で供された椀物が盛りつけられた「銀彩椀」は夏向きの器です。
涼しさを出すためにガラスの器を使ったり、氷を敷き詰めた上に盛り付けたり、
また紅葉の頃には、赤や黄色の器を使用したりします。
盛り付けにも心を配ります。
写真は、講演中スライドで紹介された「滝川豆腐」ですが、川の流れのように見えませんか?
エコール 辻 東京 辻日本料理マスターカレッジ 山口真理