通信教育部ブログ
お知らせ
ザッハトルテ
ウィーンを代表するお菓子、ザッハトルテ(Sachertorte)。
口に入れると香ばしいチョコレートの風味と上品な甘み、アプリコットジャムの酸味があわさり、何ともいえない美味しさがひろがります。
その昔「会議は踊る、されど進まず」で有名なウィーン会議が行われた頃、フランツ・ザッハーという名の料理人がこのお菓子を生み出しました。
まずは、チョコレート入りのバター生地、ザッハマッセを作ります。
クーヴェルテュ-ルはカカオ分60%くらいのものを使います。
焼きあがった生地は横半分に切り、アプリコットジャムを。さらには生地の上からもジャムをかけて伸ばします。
次に、ザッハグラズールというチョコレートをかけます。
砂糖が再結晶化すると固まってくるので、パレットナイフで手早くのばします。
チョコレートの糖衣は、室温において自然にしっかりと冷まし、完全に固まるまで待ちましょう。
固まったら出来上がりです。
切り分けたら、無糖の生クリームを添えましょう。
生地の間にアプリコットジャムをはさまない作り方もあります。
フランツ・ザッハーの子孫が設立したホテル・ザッハーのオリジナルザッハトルテは、ジャムをはさむのが特徴です。
画像は、すべて洋菓子技術講座第22課の教材DVDより。
まずは、伝統的はフランス菓子をベースに、基本の生地やクリームを習得していきましょう。