通信教育部ブログ
受講生日記
洋菓子 第4課 バター生地(1)「カトルカール」
皆さんこんにちは!
今回はバター生地。シュガーバッター法という製法で「カトルカール」を作っていきます。
カトルカールはフランス語、英語でいうパウンドケーキのことだそうです。
◆3時間前から分量のバターと卵を室温に戻しておきました。
◆パウンド型の準備
パウンド型に柔らかいバターを薄く塗り、オーブンペーパーを張り付けます。
ちなみにこのパウンド型は100均、セリアで購入したもの。コレが意外に使えるんです。
サイズは8㎝×18㎝×6㎝。
テキストのパウンド型は7.5㎝×22㎝×9.5㎝なので、少し小さめですがこのまま使ってみたいと思います。
◆レモンの皮をすりおろす
削ってるそばからレモンのい〜い香りがします。
この皮削りも100均、今回ダイソーで購入しました。
DVDで使ってるようなレモンのおろし金が欲しくて、
100均でも同じようなのが無いかと探していたら意外にありました。
自分で思ってたような削り方になってて嬉しい。
◆オーブンを200℃で予熱
◆生地を作っていきます。
柔らかくしたバターをハンドミキサーでクリーム状にする。
グラニュー糖を加え白っぽくなるまでしっかりと撹拌する。
卵を溶きほぐし、バターと同じ温度にして、少量ずつ数回に分けて加え、
その都度バターと卵をつながった状態までしっかりと混ぜ込む。
DVDでは
「最初に卵1個分を加えて撹拌し、2回目は1回目の量より少なく、
バターに卵を入れる量を徐々に少なくしていくことで、バターに負担がかからず短時間で混ぜることができる」
と言ってましたが・・・
私、今まで逆にしていました!
1回目は少なく、徐々に多く入れてました・・・
タルトを作る時も途中までいい感じでできていたのに、最後に分離してしまい、
卵を全量入れられないことがあるのですが、そうゆうことでしたか!!
今までの謎が解けました・・・
また卵が冷たいときは湯煎で調整してもいいらしいです。
今回は全量入れることができました。
でもちょっと分離しそうなので、速攻レモンの皮とバニラエッセンスを加えよく混ぜ、
薄力粉を一度に加え、ヘラでよく混ぜました。
粉が見えなくなっても生地につやが出るまで混ぜます。
◆型に入れて焼きます
大きめの口金を付けて絞るようですが、
私は持っていないので、絞り袋の先を適当に切ってそのまま使いました。
もちろんこの絞り袋も100均です。
パウンド型が小さいので、生地が満杯になってしまいました・・・
これで焼けるのか・・・
パウンド型がキレイに割れるために表面の中央に柔らかいバターを線上に絞って、
予熱していたオーブンを200℃→180℃に下げて50〜60分焼く。
・・・50分後、
焼けているか確かめるために竹串を刺してみましたが、全然焼けておらずさらに10分追加。
そこからさらに10分×2回繰り返し・・・計80分焼きました。
焼き縮みを防ぐため、焼けたらすぐに、型を10㎝くらいの高さから落としショックを与え、
型から外してクーラーの上で冷まします。
型からはみ出てるし・・・ボリュームがすごいことになりました。
もっとキレイに端まで割れてくれたら良かったんですけどね。。。
さて出来上がり。
イギリスパンのようです。でもこれはこれでいい感じがする。
外はしっかりしてますが、切ってみると中はふわっふわ♪
食べてみるとしっとりと滑らかで、口溶けがいい。口溶けのいいカトルカールなんて初めて食べた!
しかもいくつ食べても口の中が乾かないし、甘さもちょうどいい。
パウンドケーキじゃなくて名前がカトルカールになると美味しくなるのか・・・
いやいや、そんなわけないし。
でもそう思うくらい、今まで食べていたパウンドケーキとは全く別物です。
目が詰まってて食べるともそもそして、口の中がパサパサになって、甘すぎる。
それがパウンドケーキに対する私のイメージで、実はそんなに好きではなかったのですが、
これはびっくりするくらい美味しいかった。
今回予熱した時は天板を入れずに予熱したのですが、
天板も一緒に予熱していたらもっと膨らみがでるのか・・・
気になってもう1台焼いてみました。
それに今回はテキストの生地の量に対してパウンド型が少し小さめだったので、
パウンド型に合わせて生地を入れてみました。
小さい方もセリアのミニパウンド型です。サイズは6.5㎝×14㎝×4.5㎝。
この2つのパウンドケーキ型とテキストの全量でちょうどいいくらいでした。
結果は意外と膨らまず。
特に小さい方は膨らむ前に外側が完全に焼き固まってしまったのか、
亀裂は入っていますが膨らみませんでした。
急激に温度が上がった方がよりふくらみがあるのかと思いきや、
外側が焼き固まるのも早いので、大きい方もそのせいで膨らみずらかったのかな?
カトルカールを焼く時は天板ごと予熱しなくてもいいかもしれないです。
それから後日・・・
さらに「フラワーバッター法」でも作ってみました。
フラワーバッター法とは先にバターと小麦粉を混ぜてから、
砂糖と卵を混ぜたものを加えていく方法です。
こちらの方が分離しにくく、シュガーバッター法よりキメの細かい生地になるそうで・・・
見た目は全然きめ細かく見えませんが、
食べるとふんわりとして柔らかいし、なのに生地がぎゅっとつまってて、、、
なおかつ滑らかで口溶けがいい。
シュガーバッター法だと、もろく崩れる感じで柔らかいので、
食べ比べてみると食感が違うのがわかります。
どっちも捨てがたい食感・・・私はどちらともスキです。
でもとにかく今回はスポンジ生地よりも上手く焼けたのでホッとしました。
作り方によって単なる焼き菓子ではなく、高級なケーキのような味わいや食感になるということも分かりました。
やっぱり単純なものほど奥が深いですね。