通信教育部ブログ
洋菓子 第9課 折り込みパイ生地(2)「アップルパイ」
皆さん、こんにちは!
第9課は短時間で作る折り込みパイ生地、「フイユタージュ・ア・ラ・ミニュット」を使って
アップルパイを作ります!!嬉しい・・・私、アップルパイも大好きなんです
「ミニュット」とは短時間でできるという意味。ただこの生地は保存すると生地の浮きが極端に悪くなるらしいので、
作ったらすぐに使った方が良いそうです。
◆ガルニテュールを作る。
今回はリンゴのコンポートです。1/2量で作ります。
業務スーパーで売っている一番安いリンゴを買ってきました。
品種は書かれていませんでしたが、おそらくジョナゴールド。
お菓子作りに最適と言われる「紅玉」と「ジョナゴールド」の掛け合わせなので、まあまあ酸味がある方だと思います。
リンゴは皮をむき、芯を取って12等分し、さらに3等分。
特に指定は無かったのですが、切ったリンゴは変色してしまいそうなのでレモン水につけておきました。
リンゴに砂糖を加え、バニラのさや、リンゴの皮、レモン汁を加え、
蓋をして弱火で半透明になるくらいに煮る。
酸味があった方が美味しいので、レモン汁は大さじ3杯くらい入れました。
透き通ってきたら、ザルにあけ、煮汁を切っておきます。
皮の色が薄いので思ったほどピンク色になりませんでした・・・
この点からも考えて紅玉が良いのでしょうね・・・今は旬でもないし、ここら辺では売ってなかったけど。。
出来上がったリンゴのコンポートにシナモン、ラム酒着けのレーズンを入れて混ぜ合せます。
ラム酒着けのレーズンは第4課「ケック・オ・フリュイ」を参考に作りました。
と言っても1日くらいしか漬けていませんが・・・
◆フイユタージュ・ア・ラ・ミニュットを作る
今回もレシピの1/2量で作っていきたいと思います。
薄力粉と強力粉、塩を混ぜてふるったものを冷凍庫で冷やしておきました。
そこに2㎝角に切ったバターを入れ、粉をまぶします。
冷水を全体にいきわたるように加え、
冷蔵庫で冷やした水を注ぎ、水が全体にいきわたるように加えます。
手で抑え込むようにして1つにまとめ、ラップをして冷蔵庫で15分程度休ませる。
麺棒で横幅×4倍の長さになるように伸ばします。
相変わらず端が四角くできない・・・
端を1/8程度折り返し、残りの4/3程度の生地を折り返し、、、
さらに半分に折る。
バターが溶けてベタベタしてきたので、ここでいったん冷蔵庫で1時間休ませます。
生地を90度回転させ横幅×3倍の長さに伸ばし3つ折りします。
また冷蔵庫で1時間休ませます。
もう一度4つ折り、3つ折りをして、冷蔵庫で休ませます。
これでパイ生地の完成。
◆フイユタージュ・ア・ラ・ミニュットを休ませている間にジェノワーズを作る
ジェノワーズは基本分量を18㎝ケーキ型で焼きました。
冷めたら、1㎝の厚さに切り分けておきます。
◆成形して焼き上げる
生地を260g×2枚分と残りの生地と切り分ける。
パイ皿より一回り大きめくらい。24㎝角、厚さ2㎜に伸ばし、冷蔵庫で冷やします。
残りの生地は3ミリ程度に伸ばし、これも冷蔵庫へ。
パイ皿。
これも多分100均だったと思うのですが、、、かなり昔なので忘れました・・・
かなり使い倒しています。
パイ皿に薄くバターを塗り、休ませた生地をパイ皿に乗せ、軽く抑えて型に沿わせます。
縁に水バケをし、ジェノワーズを1枚乗せる。
リンゴのコンポートを乗せます。
上生地を45度ずらしてかぶせ、詰め物とパイ皿の間をしっかりへこませて、空気を抜く。
うーん、、、もう既に生地がダレてる・・・
ここでまた冷蔵庫で固まるまで冷やします。
余分な生地を切り落とします。
3㎜程度伸ばした生地を1.5㎝幅に切り、、、
水バケをしてパイ生地の周囲に張りつけます。
周囲にシクテ(パイ生地の縁に等間隔に切れ目を入れる)をする。
全体にドレ(溶き卵をぬる)をします。
頂点にピケして、帯の部分を包丁の背で抑えておきます。
ここでいったん冷凍庫に入れ、オーブンを220度に予熱。
200度に下げて50分焼きます。
良い感じですね〜
パイ皿を外してクーラーで冷まします。
今回は焼く直前まで冷やして、余熱を高くしておいたから
焼いてる途中にバターがあまり染み出てこなかったし、しかもパイ生地の浮きも良かったみたいです。
出来上がり・・・
って、アプリコットジャムを買ってたのに、、、塗るのをすっかり忘れてました・・・
切ってみると中が意外とピンク色になってました!ヤッタ♪
それにレモンを多めに入れたから、酸味もあってめっちゃ美味しい。
個人的にはもっとリンゴの歯ごたえが残ってても好きかな・・・
でも生で入れたら、やっぱ底がベトッとなるかも。
今回食べる時は波刃のナイフを使ったのでキレイに切れました。
最初からそうすればよかったのね・・・