通信教育部ブログ

受講生日記

洋菓子 第11課 シュー生地(2)「ポンヌフ」



皆さん、こんにちは!
今回はポンヌフ。「新しい橋」という意味で、1604年に建造されたパリ最古の橋の名前だそうです。
初めて聞いた、また初めて見るお菓子です。こちらは折り込みパイ生地×シュー生地で作っていきます。


◆ナパージュ・ルージュの仕込み(前日より)



本来はグロゼイユピューレ(あかふさすぐり/レッドカラント)を使うようですが、
ネット通販で検索してみると、どこも1kg以上しか売ってなくて・・・
DVDでは無ければフランボワーズ(ラズベリー)でもいいと言っていたので、
今回はラズベリーピューレ250gを富澤商店で購入しました。

ザルの上に固く絞ったさらしを置いて、その上にラズベリーピューレを入れ
下にボウルを受けて一晩置きます。 


◆タルトレットにフイユタージュを敷き込む。



今回使うフイユタージュは二番生地。ロニュールとも言うそうです。
無い場合はフイユタージュ・オルディネールを三つ折8回までして、1日寝かせたものを使うそうです。
私は、前回作った「パイシュー」の残りの生地を冷凍しておいたので、
さらに三つ折りを2回して、1日冷蔵庫に置いておきました。




5㎝のタルトレット型。「業務用メラミン食器の通販KYOEI」で通販しました。
1個315円とお安めだったので10個購入。
レシピは18個分ですが、今回は10個分で作ります。




25㎝×42㎝、1.5㎜厚さに伸ばし、12㎝×25㎝(帯用)と12㎝×30㎝(底生地用)に切り離します。
相変わらず上手く伸ばせませんが、気温が低くてキレイに伸びるので嬉しいです♪




型を少し隙間をあけて並べ、ピケをした底生地を麺棒に巻き取って型の上に置く。




型を寄せて生地をたるませ、型の中に生地を入れ、さらに余った生地を切り取って丸め、
打粉を付けながら生地を押さえて型に添わせます。




麺棒2本を転がして余分な生地を型の縁で切ります。




生地を型に抑えて馴染ませ、冷蔵庫で休ませます。




帯用の生地を4〜5㎜幅で切り、これも冷蔵庫冷やしておきます。


◆オーブンを200℃に予熱開始

◆ガルニチュールを絞り、焼く。



今回のガルニチュールはシュー生地とクレム・パティシエールを混ぜたものです。




型にガルニチュールをこんもり絞り、しっかり固く冷やしておいた細い生地を十字に張り付けます。
少し余裕をもってかけるのですが、生地が細いとすぐに温まって柔らかくなってしまい、
隙間があまりあけられませんでした。

200℃のオーブンで35分焼きます。




あーれー??思ってたのと全然違う・・・
もっと低く焼けるはずなのに、なんかキノコみたいになってます。




焼きあがったら型から外し、クーラーにのせて冷まします。

フイユタージュが膨らみすぎてる・・・
3つ折り6回 → 冷凍庫で保存 → 解凍してさらに三つ折り2回 → 1日冷蔵庫に寝かす
までして、まだ膨らみますか?
でも、伸ばした生地も1.5㎜よりも少し厚かったし・・・
フォークでのピケも、もっと多めに深くした方がいいのかも。




余った生地で2回目焼いてみました・・・
左が1回目、右が2回目です。
高さが全然違う。多分2回目が正解。でも帯が随分キタナイです。




冷めた生地に型紙を当てて、対角面に粉砂糖をふります。




この型紙はテキストに記載されているものです。これをクッキングペーパーに写し、作りました。




昨日仕込んでおいたラズベリーのジュースにグラニュー糖とペクチンを加えて混ぜ
106℃まで煮詰めます。食用色素で色を少し追加し、ナパージュ・ルージュの出来上がり。
ナパージュ・ルージュは熱いうちに、粉砂糖をふっていない面に塗ります。





ナパージュ・ルージュが固まるのが早くてキレイに塗れませんでした・・・
ホントはめっちゃ可愛くてキレイなお菓子なのに、そのイメージを私が壊してます。
それに帯のところもグダグダです。これは・・・性格か・・・




切ってみると中はこんな感じです。

食べてみるとほぼパイ生地の味です。そのパイ生地の味がめっちゃ美味しいのですが。
シュー生地のところは食感を楽しむといった感じでしょうか。
ふんわり、しゅわっと軽い食感の後にサクッと香ばしいパイ生地の食感があります。

同じタルトでもクレムダマンドで作るとちょっと重めになると思うのですが、
シュー生地×クレム・パティシエールだとめちゃめちゃ軽くて、しかもラズベリーの甘酸っぱさが
さらに軽く感じさせて、めっちゃ美味しい!いくつでも食べられます。

でもこれは今後作るかな・・・
食感は結構好きだし、帯なしなら作りたいけど・・・でも帯がないとポンヌフにならないですよね・・・!?


 
ひらめき事務局より

帯でつくるポンヌフの十字の模様は、橋を表しています。
パリのポンヌフ(Pont Neuf、新しい橋)は、セーヌ川に浮かぶシテ島を横切ってかけられています。この橋とシテ島に見立てて名づけられたお菓子ですよ。

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