通信教育部ブログ
受講生日記
洋菓子 第12課 メレンゲ生地(1)「ビテール」
皆さん、こんにちは!
今回はビテール。英語のbitterをフランス語読みしてお菓子の名前にしているそうです。
基本のメレンゲ、ムラング・スイスを使って作ります。また今回は1台分、テキストの半量で作ります。
◆ムラング・オ・ショコラを作る
ムラング・スイスを作ります。
卵白にグラニュー糖を加え混ぜ合わせ、50℃くらいまで湯煎で温めます。
湯煎から外し、温かいうちに泡立ます。
テキストの半量では少なすぎるかと思い2/3くらいにしたのですが量が多かったみたいです。
ハンドミキサーが埋まってしまいました・・・
そしてハンドミキサーで30分泡立てますが・・・
この通り・・・ メレンゲがまだまだゆるい。全然ピンッとなりません。
温度が下がりきってしまってるので、恐らくこれ以上泡立たないと思われます。
もう一度軽く温めながら泡立てますが全然変わりません。
ハンドミキサーの強に変えて泡立てますが、めっちゃ重いです。
これで出来るのかな・・・焼いたらパリンパリンになったりしないだろうか。
でも状況が全然変わらないから、とりあえずこのまま進みます。
ふるっておいたココアパウダーとグラニュー糖を加えて混ぜ合わせます。
メレンゲがめっちゃネットリしてきました・・・
オーブンを100℃に予熱開始。
直径8㎜の丸口金をつけた絞り出し袋に入れ、渦巻き状3枚と棒状に絞ります。
クッキングペーパーにペンで14㎝の円を描き、裏返して絞っています。
うーん・・・気泡が多いかな。最後は中で泡立てておけばよかったかも。
100℃で3〜4時間焼きます。
オーブンプレート2枚同時に焼いています。
3時間焼いて、捨て窯で1時間放置しました。
完全に冷ましてから、乾燥材を入れた密封容器に保存しておきます。
◆ムース・オ・ショコラを作る
チョコレートは刻んで湯煎にかけ溶かしておきます。
このチョコレートはオペラを作った時の残りです・・・いつの話やら。冷蔵庫に保存しておいたものです。
生クリームは6分立にします。ちょっと固かったかも。
パータ・ボンブを作るのですが・・・テキストにはシロップ(ボーメ30°)という謎の表記が。
教科書にもないのでネットで検索したら、水:砂糖が1:1.35で作るシロップらしいです。
例として水300gとグラニュー糖405gのレシピで作られていたので、これを今回の量に合わせてみます。
今回はテキストの半量で作っているので、必要なシロップは77.5g。
水35gとグラニュー糖47gくらいでシロップは82gくらい。
ちょっと多めなので、加える時に計りで測りながら77.5g加えました。
パータ・ボンブに55℃に溶かしたチョコレートを加えて軽く混ぜ合わせる。
生クリームにパータ・ボンブとチョコレートを合わせたものを加え、軽く混ぜ合わせます。
ムース・オ・ショコラの出来上がり。ちょっと柔らかすぎかも??
◆組み立てる
ムラング・オ・ショコラが直径14㎝より大きければ、ナイフで端を削っておきます。
丁寧にしないと、こんな感じですぐに割れてしまうのでご注意を・・・
棒状の方は2〜3㎝に切ります。
サクッとはしていますが、ちょっと固めな気がします。
やっぱりメレンゲがキチンとできてなかったから・・・
セルクルは持っていないので、直径15㎝のケーキ型を使います。
周囲にムース・オ・ショコラを塗り・・・
平らな方を下にして、ムラング・オ・ショコラを1枚敷きます。
丸口金をつけた絞り出し袋にムース・オ・ショコラを入れ、ムラングの上に渦巻き状に絞ります。
テキストには直径9㎜の丸口金とありましたが、私は10㎜を使いました。口金は無くても良いようです。
2枚目のムラング・オ・ショコラを敷き、軽く押さえ、さらにムース・オ・ショコラを絞り、
3枚目は平らな方を上にして、ムース・オ・ショコラを絞ります。
パレットナイフでキレイにならし、冷凍庫で冷やし固めます。
固まったらバーナーでセルクルを温め外します。表面も少し溶かしておきます。
あらー・・・ムースがキチンと端まで入ってなかったようです。
残っていたムースがあったので、後で埋めときました。
棒状のメレンゲを張り付けていきます。
美的感覚が無さ過ぎて、このバランスが難しい・・・
ココアパウダーをふるって出来上がり〜♪
切り口はこんな感じ。
食べるとムラング・オ・ショコラの食感がかなり良いです!サックサクで軽い。
そしてショコラ・オ・ムースの滑らかで濃厚な食感とめちゃめちゃ合います。
パリッ、サクッ、トロッという食感で、スポンジの時とは全く違う雰囲気になっています。
でも・・・ビテールと言いながらも結構甘めです。
通常のムラングの2倍以上のグラニュー糖が入ってるので当然なんですが。
2日目に食べると、よりムラングがしっとりしてムースとの一体感がありますが、さらに甘さが増しました・・・。
これ・・・ムラング・フランセーズで作ったらダメなんかな。美味しいのに・・・