通信教育部ブログ
受講生日記
洋菓子 第21課 ドイツ菓子(3)「バウムクーヘントルテ」
皆さん、こんにちは!
今回はバウムクーヘン!!?
と言っても、バウムクーヘンの生地を型を使って1層ずつ焼いてトルテの形に仕上げたものです。
こんな作り方もあるんですね。バウムクーヘンを手作りできるなんて嬉しいし、楽しみです♪
バウムクーヘンもバター生地。シュガーバッター法の別立て法で作ってきます。
◆バウムクーヘンマッセを作る
まずは型の準備から。今回はテキストも直径18㎝の型を使います。
ケーキ型にバターを塗って底にクッキングペーパーを敷いておきます。
バウムクーヘンは少量ですがスパイスを使うそうです!
今までスパイスの利いたバウムクーヘンなんて食べたことないな・・・
使うスパイスはオールスパイスとメースなのですが、メースって何??聞いたことない。
ナツメッグの木から採れる果実の種子の周りを包んでいる網目状の鮮紅色の蝋質の外皮(仮種皮)がメース。
種子の仁がナツメグだそうです。ナツメグより爽やかな香りがします。
そのまま食べてみましたが、なんか木くずみたいな・・・そして独特の風味?苦み??があります。
このままでは使えないので、ブレンダーで粉にしておきました。
コレを薄力粉、コーンスターチ、ベーキングパウダー、オールスパイスと合わせふるっておきます。
マジパンローマッセとバターの一部をよくカードで混ぜ、ダマをなくします。
それから残りのバターと混ぜ、グラニュー糖、卵黄、バニラエッセンスを順に加えて混ぜます。
ここでアラックというお酒も入るのですが、今回は割愛します。
「角が立つが先が曲がるぐらい」のメレンゲを作ります。
メレンゲを加えて混ぜます。
粉類を加えて混ぜます。
生地を型に少し入れて焼き、また生地を入れて焼くことを繰り返し、層にしていきます。
上火240℃、下火100℃で焼くようなのですが・・・;家庭用のオーブンでは難しいので
ケーキ型の下に、厚めに新聞紙を敷いて焼いてみました。
1層目は10分焼き、2層目以降は5分ずつ焼きます。
1層焼くごとに濡らした布巾で冷まして温度を下げて、生地をまた入れて焼きます。
焼きあがったら、型から外して・・・ってなんか・・・うっすい気がする・・・
DVDではもう少しふんわりしています。
切ってみるとちゃんと層にはなっていますが・・・膨らみが悪いのでしょうか。
なんか気になるので、もう一度焼いてみます。
今度は卵白も粉もちょっと混ぜるのを控えめにして焼いてみました。
あーれー・・・変わりません・・・
ひょっとしてベーキングパウダーが湿気てるとかありますか?
個袋の余ったものを使ったのが良くなかったのでしょうか。それともキチンと量れてなかったのでしょうか?
とりあえずこのまま進めます。
◆仕上げる
底の紙をはがして、アプリコットジャムを全体に塗ります。
薄く伸ばしたマジパンで覆います。
いつもマジパンが浮いた感じになるんですよね・・・密着させるの難しい。
クーベルチュールでコーティングします。
テンパリングしたチョコレートでメダルを作ります。
裾にローストしたアーモンドスライスをまぶします。
って、しまったー!テンパリング失敗してる!!
今回のチョココーティングにはカカオバターを追加しているので余計にファットブルームができたのかも。
でもフレーク法で徐々に冷やしていったはずなのにな・・・
包丁で10等分の印を・・・と思ったのですが、12等分になってしまいました。
クレームシャンティを絞ってメダルを飾ります。
出来上がり・・・ですが、ファットブルームがめっちゃ気になります・・・
このバウムクーヘン部分はめちゃめちゃ美味しいです!
このスパイシーな香り、味、生地のしっとり感、ふわふわ感、どれをとっても最高!!!
こんな美味しいバームクーヘン食べたことない。本場のはこんな感じなのですね。
でも・・・チョココーティングは・・・かなり失敗してます。
厚くなりすぎていて、フォークで切りにくく、切ろうとするとバウムクーヘンと分かれてしまいます。
食べた時の一体感もありません。
でも、アプリコットジャムの甘酸っぱさとマジパンが良い味を出してて、
チョコレートは気になりますが、最高に美味しいケーキになってます。
これは意外と簡単なので、バウムクーヘンの部分だけ量産するだろうな・・・