通信教育部ブログ

受講生日記

洋菓子 第22課 ウィーン菓子(1)「マラコフトルテ」


皆さん、こんにちは!
今回はマラコフトルテ。基本の生地、基本のクリーム、基本の技術を使って作るお菓子で、
今までの復習となるケーキだそうです。なのでかなり気合が入ります!
テキストは直径21㎝×5㎝のセルクルで作りますが、私は直径18㎝×6㎝のケーキ型で作っていきます。
また材料は×0.8倍で作っています。



◆ヴィーナーマッセを作る



ヴィーナーマッセと言っても、フランス菓子で言うところのジェノワーズの事です。
直径18㎝のケーキ型で作り、焼けたら厚さ1㎝×1枚作っておきます。


◆ビスコッテンマッセを作る



生地を絞るための紙型を作っておきます。
直径2.5㎝の円と、5㎝幅の線を引いておきます。




ビスコッテンマッセは別立てのスポンジ生地。
フランス菓子のビスキュイ・ア・ラ・キュイエールと材料も作り方もほぼ同じです。
ですが、メレンゲに塩が入るのはドイツ系らしい作り方だと思います。




洋菓子講座第1課の一番最初に作るお菓子が、パータ・ビスキュイを使ってのシャルロット・オ・ポワール
になるのですが、最後の方でもコレを作ることになるとは、ちょっと感慨深いです。
自分で言うのもなんですが、生地の出来は、最初の頃よりめっちゃ上手くなったと思います。
でも、今回は混ぜすぎの感じあり。




ちなみにコレが第1課のシャルロット・オ・ポワールを作った時のもの。いやいや・・・下手すぎでしょ。




これが課題提出の時のもの。
あの頃は、これでも上手くできていたと思っていたので、今思えばめっちゃ恥ずかしいです。




180℃のオーブンで13分ほど焼きます。
焼けたらクーラーに取って冷まし、粉砂糖をハケで払い、紙から外しておきます。


◆ディプロマットクレームを作る。



フランス菓子で言うところのクレム・ディプロマットの事。ヴァニレクレームと生クリームを合わせて作ります。
ヴァニレクレームはクレムパティシエールより卵黄が少なくて、粉が少し多いです。
ヴァニレクレームが熱いうちにゼラチンを入れて溶かし、氷水で冷ましてから、生クリームと合わせました。




型にヴィーナーマッセを敷き、牛乳に砂糖とラム酒を加えたシロップを塗ります。
ディプロマットクレームを入れてならし、ビスコッテンマッセの平らな方を上にしてを並べ、シロップを塗ります。
それをもう一度繰り返します。




高さが6㎝の型なのですが、5㎝ジャストで作れました!
コレを冷凍庫で冷やし固めます。


◆仕上げる



ヘーゼルナッツは160℃のオーブンで香ばしくなるまでローストし、刻んでおきます。




クーベルチュールをテンパリングし、丸いビスコッテンの半分に付けて固めます。




温めた布巾を巻いて型から外し、泡立てた生クリームを塗ります。
泡立てすぎたようです・・・




今回は10等分にしました。2種類の口金で絞りの練習・・・


 


裾に刻んだヘーゼルナッツを付け、
クーベルチュールでコーティングしたビスコッテンを飾って出来上がり♪
今回は刻んだピスタチオをちゃんと買ったのに、飾るの忘れてました~~。




これ・・・めちゃめちゃ美味しいです。
そもそもクレム・ディプロマットがめちゃめちゃスキなので、それをケーキとして食べられるなんて最高です!!

この濃厚なケーキにはふんわりとした柔らかいスポンジ生地よりも、ビスコッテンのような少し硬めの食感の方が
合いますね。シロップをしみ込ませてあるのでビスコッテンは柔らかめで、ケーキ全体も柔らかなのですが、
そこに飾りとしてあるビスコッテンのサクッとした食感とチョココーティングされた部分のカリッとした食感と
チョコレートの風味が、また味のアクセントになって、すごくいいです。もう完璧!

基本の生地とクリームだけでこんなケーキが出来てしまうのはスゴイです。
DVDでは『きれいなマラコフトルテができれば基本がばっちり』と言っていましたが、
やっぱりまだナッペがどうしようもなく・・・。

今回の春のスクーリングは参加しますので、皆さん、私の不器用さを見ても、温かい目で見てあげて下さい・・・


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