通信教育部ブログ
第12課「外郎と始まりの日」
北海道では雪がもうすぐ降りそうだな~という季節になると「雪虫」と呼ばれる白くて小さな虫が見られるようになります。早いと10月末頃には雪がちらつくこともあります。
今年の4月から始まったこのブログ。(いつもありがとうございます)
初期の頃は仕事と家事の間にどうやって通信の勉強を入れていくかうまく調整できず、第1課と第2課の課題が「餡」だったこともあり...
(餡子なら材料も少ないし、そんなに時間かけずにできそうだな...)
と、正直甘く見ておりました!!
本当に申し訳ございませんでしたm(__)m和菓子の神様に全力で謝罪。
生まれて初めてきちんと作った餡子は美味しかったけど硬くて、
漉し餡に至っては、
残すところを捨てるという大失態を犯したのち、地球外生命体を生み出しました。
あれから数か月。
最後の課題は「外郎」ということで、課題をこなし、いつものように写真を撮って、ブログを書き、お疲れさまでした~!と去ろうと思ったのですが...
「それでいいのか?」と。
9月28日午前9時。
今から作ったら昼前にはすべて終わる。
「本当にそれでいいのか?」
辻調の担当者の方には27日に
「明日中に最後のブログ出します~~~」
と明日=17時ぐらいまでの時間内を想定し、お伝えしましたが...
明日中=9月28日23:59なのでは!?(違)
と、いうわけで、まず外郎を作っていきます。
外郎といえば私の出身地、愛知県。大須ういろという銘菓があります。
♪おおすうぃろとないろぉでぇすう~
の曲でお馴染みのローカルCMをご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか?今も流れてるのかな?
私の知っている外郎は、羊羹の小さいバージョンというかパックに入っているイメージなので、教科書の写真を見たとき、(え~?これが外郎なんだ~~)と驚きました。
そんなサプライズ外郎の材料は、
上用粉、餅粉、上白糖、くず粉、そして緑の着色料。
中には黄身餡を入れます。
黄身餡は、第2課で出てきましたが作るのは初めて。
黄身に白餡を溶きます。こうすることで黄身にすぐ火が入って固まるのを防ぐらしい。
今回は量が少な目。先ほどの黄身と残りの白餡を混ぜて火にかけていきます。
手に付かないぐらいになったらバットに取り出して冷ましていきます。
生地を作る前に、餡玉を先に作っておきます。
ちょっと硬かったかな~?見た目がボソボソ。
続いて外郎部分を作っていきます。
くず粉以外の粉類を混ぜて、
濾し器を使いながら水に溶いたくず粉を加えます。
全部混ざり切ったら、緑の着色料を入れて
バッドに入れて蒸していきます。この時サラシを敷くのですが、1枚だと液体が漏れてしまうので2重にします。
強火で25分♪
蒸しあがったのがこちら↓
わあ( *´艸`)なんかこれまでとはまた違った生地です。
ここまでいろいろ作ってきたけど、それぞれちょっとずつ違ってて、もち米とうるち米と砂糖をベースにこんなにもいろんな生地が出来るんだな~と感心します。
蒸しあがった生地をしっかり練って、分割していきます。外郎の生地は熱いうちに分割しないと硬くなって扱いづらくなるそう。
ヒスイ色でとても綺麗♪今回は着色がうまくいった気がします。
包餡したら、片栗粉をまぶし、今回は「青梅」の形に成形。
出来上がりいいいい~~~~!
毛の刷毛が乾いてなくてシリコンの刷毛で片栗粉を払ったら生地に残ってしまった...。
黄身餡を餡玉にした時、ボソボソしていたので心配でしたが食べたらとても美味しかったです。
外郎生地と黄身餡の組み合わせは初めて食べました。考えた方天才。
さて...これで最後...の予定だったのですが、やはりこれであっさり終われない!と奮い立ち!
今までの復習もかねて、丸一日作れるだけ作り続けました。
・わらび餅...念願の本わらび粉と自家製きな粉で。
・みたらし団子...今回は、材料に記載されている本数ができました。串が焼ける卓上コンロで焦げ目をつけました。
・桜餅...逆に色が薄かった~。そして最初のぬるま湯に漬ける時間が長すぎて柔らかくなってしまいました。
・栗饅頭...前回、餡が固かったので柔らかくしたら、今度は熱で中の水分が膨張したのか外の生地が破れてしまいました( ノД`)先のトンガリに力を入れすぎていたので、撫でるようにしたらうまくできました。
・練切...内ぼかしが出来なくて、外ぼかしで作ってみました。ベースの色がもっと白かったらな~
・外郎...今回作ったものです。
気付けば0時過ぎ。最後の写真を撮った瞬間「お疲れ様~~~~‼」と一人なのに声を出してました(笑)
9月30日で通信講座は終わりますが、これからが本当の勉強。今まで習ったことを、自分の手でいつも安定して再現できるよう練習する日々の始まりです。
この先にある誰かの笑顔を想像しながら...これからも頑張っていきたいと思います♪
最後に一言!
「難しい料理は面白いっっ!!!!!」
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございましたm(__)m