通信教育部ブログ
受講生日記
第11課「練切」
私の住む名寄市では稲刈り(もち米が多い)が終わり、農家さんたちは冬支度を始めました。
半年間の締めを飾るのは和菓子の花形(私感覚)生菓子です。
長らくこのお菓子の材料が何なのか全然わからなくて、大学時代にお友達と作った時に、初めて生地も餡が原料だと知りました。
餡で餡を包んでいるという事実に衝撃を受けました。
最近は、和のデザインだけでなく、生活用品やアニメのモチーフ等、様々。
和菓子技術講座ではどんな形にしていくのでしょうか?!
まず、白生餡を使って生地を作っていきます。
この白生餡を作った時に、練切の生地だけ先に作って冷凍しておきました。
材料は、
白生餡、グラニュー糖、もち粉です。
白生餡は、白漉し餡にしていきます。
ある程度水分が飛んだら、もち粉を練って茹でていきます。
火が通りやすいように真ん中に穴を空けて...
お鍋にポン~
浮き上がってきたら、
白漉し餡と混ぜて練っていきます。こんな風に生地を作るんですね~
しっかり混ざったら、
固く絞った布巾の上に濾し器を置き、濾していきます。
これがなかなかの重労働でした。多分、硬すぎたんだろうなぁ。
頑張って濾したら、練ります。段々白っぽくなって来ます。
ここまで出来たら、粗熱をとって、
ラップにくるみ、
冷凍しました。
本当は、ここから一気に完成まで行きたかったのですが時間の都合で教科書にはない冷凍という工程をいれました。ご了承くださいm(__)m
これを一晩解凍して、使いました。
ででで!
練切に欠かせないアイテムと言えば
ジャーン!この三角棒菊芯付き!!!!
とってもシンプルですが、いろんなニュアンスを表現することができるすごい道具。
練切が上手になりたい方は絶対買って損はない一品です。(すごい勧める)
特に!!!
ココ!!!!!
先端に穴が開いた謎スポットがあるのですが、ココがすごい!
これで菊芯が簡単に出来てしまいます。
順を追って作っていきましょう。
着色した生地と餡玉です。
残念なことに、ベースになる生地の色がベージュっぽいせいで発色がよくなかった~( ノД`)
もうちょっと白い生地にしたいです。これはどうしたらいいのだろう...。要研究。今後の課題。
包餡して、三角棒を使って形を作っていきます。
玉菊、桜、田舎家
の3種類を作ってみました。
注目すべきは、玉菊の
菊芯というだけあって、三角棒の菊芯部分で綺麗に簡単に出来ます。
上部に当てて、綺麗に菊芯が付いたときはとっても嬉しくなります。
季節によっていろんな形がありますのでいろいろと練習していきたいと思います。
お味はもちろん美味しかったです♪食べるのが勿体ないな~と思いながらいただきました。
さて!次回はついに!第12課、最後の課題となりました。
最後の課題をしっかりやって、ご挨拶...の予定が...?!
次回!感動の?最終回『第12課 外郎と始まりの日』