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コンフィズリはナポレオンと共に

コンフィズリ(糖菓)。

あまり聞きなれない言葉ですが、ヌガーやキャラメル、プラリンヌと言えば、もうお分かりですね。

糖菓は、もとはアーモンドなどのナッツ類やスパイスにはちみつをからめたものが初まりと言われています。

中世末期には、サトウキビが普及しますが大変貴重なもので、現在のヌガーやドラジェの原型にあたるものが、重要な儀式用のお菓子としてつくられていました。

その後、19世紀に、砂糖の原料の2トップの片割れ、甜菜(砂糖大根)から砂糖を得る方法が発見されます。

ナポレオンの時代には、甜菜を使った砂糖の工業生産がはじまります。

トラファルガー沖海戦でイギリス軍に敗北を喫したナポレオンは、イギリスとその植民地の物産を大陸から締め出しました。そのため砂糖の価格は大暴騰。



そこでナポレオンは、甜菜糖の製造を大いに奨励しました。
その結果、砂糖が大量に供給されるようになり、糖菓も大発展を遂げたのです。





【カラメル・ムゥ Caramels mous】

日本で一般的な「キャラメル」のことをフランス語ではカラメル・ムゥ(柔らかなキャラメル)と言います。
砂糖を高温に熱すると、カラメル化して茶色く色づき、香ばしい風味になる性質を生かした糖菓です。





【ヌガ・ド・モンテリマール Nougat de Montelimar】

はちみつ、ナッツ類を主材料とした糖菓のヌガ・ド・モンテリマール。南フランスのモンテリマール(ドローム県)はヌガーの町として有名です。

攪拌して空気を含ませてつくる白いヌガーnougat blancは、柔らかく粘りのある噛みごたえが特徴です。





【プラリンヌ Pralines】

ロワレ県モンタルジの名物で、アーモンドにカラメル状に煮詰めた砂糖を厚くからめた糖菓です。
17世紀、ルイ13世の時代に元帥を務めたブレシ=プララン Plessis-Praslin伯爵セザール・ド・ショワズルの食膳頭であったラサーニュが考案し、主の名前にちなんでこのような名前がついたんだとか。


糖菓は、通信教育講座の製菓技術講座の20課で学びます。また、2017年8月のスクーリングでも実習します!

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