通信教育部ブログ

受講生日記

洋菓子 第2課 スポンジ生地(2)「ガトー・モカ」


 

皆さんごきげんよう!
今回は基本の生地「パータ・ジェノワーズ」と基本のクリーム「クレム・オ・ブール」に
コーヒーの風味を付けて「ガトー・モカ」を作っていきます。
 

◆まずは「パータ・ジェノワーズ」を焼く準備から。


 
15㎝のケーキ型に敷き紙を引いておきます。
180℃で焼きますが200℃で予熱しておきます。


◆コーヒー風味の「パータ・ジェノワーズ・オ・カフェ」を作っていきます。
前回作ったパータ・ジェノワーズの復習もかねて。

 

ボールに卵を入れハンドミキサーで溶きほぐし、それから砂糖を全量入れて低速で少し混ぜ、
60℃のお湯で湯煎しながらさらに低速で混ぜる。
人肌くらいの温度になったら湯煎から外し、一気に高速で混ぜ、
ボリュームが出てきたら中速→低速。
 


8の字が書けるくらいのリュバン状になったら低速で冷めるまで泡立てる。

 
 

そこに水で溶かしたインスタントコーヒーを入れ、低速で混ぜ(セレ)、
ふるった薄力粉を入れゴムベラでさっくりと混ぜ、バターを加えてさらに混ぜる。
 

 
ケーキ型に流し入れ5㎝くらいのところから落として大きな気泡を抜き、180℃のオーブンで焼く。

 


見た目はまあまあいい感じ?!でしょうか。

 


今回は厚さ1.5㎝×2枚、1㎝×1枚に切り分けるので高さ4㎝は必要。
測ってみたらギリギリ4㎝ありました!良かった・・・
でもDVDではそれ以上ふくらんでたので、まだ何か失敗してるんだろうな・・・


◆アンビバージュの用意
水に砂糖を溶かしたスポンジ生地に塗るシロップなのですが、
今回はラム酒を加えます。


◆コーヒー風味の「クレム・オ・ブール・オ・カフェ」を作っていきます。
これも前回作った「クレム・オ・ブール」の復習をかねて。

ハンドミキサーで卵黄に空気を含ませるようにしっかり泡立てる。
そこに113℃まで煮詰めたシロップを糸を垂らすように加えながら低速で泡立て、
入れ終わったらハンドミキサーを高速〜中速にしてさらに泡立てる。
白っぽく、ふんわりとなったらOK。
さらに中速で混ぜながら25℃くらいなるまで冷ます。

水で溶かしたインスタントコーヒーにできあがったクレム・オ・ブールを少量加え、
よく混ぜてからクレム・オ・ブール全量と混ぜ合わせる。

 

これで「クレム・オ・ブール・オ・カフェ」の出来上がり。
今日は室温が低めなので、このまま置いておきます。


◆組み立てていきます。


 
ジェノワーズが冷めたら紙をはがして、底から1.5㎝×2枚、1㎝×1枚に切り分ける。
DVDでは1.5㎝×1㎝の鉄の角棒を使っていましたが、
私はダイソーで売っている1.5㎝と9㎜の角材を使ってみました。

ギリギリ・・・アウトですかね・・・
DVDでは上が十分余って切り取れるくらいあるのに、私は9㎜でも切り取れなかった。
やっぱふくらみが足りないみたいです。
それに気泡が多いのも気になります。
 


残った一番上のケーキ生地は焼き目を切り取り、残った部分をザルで漉して
ケーキクラムにします。
  


 
いつか使うだろうと思って買っていたケーキの回転台!
ここでお披露目です♪

1.5㎝のジェノワーズを回転台の中心に置き、アンビバージュをたっぷり塗ります。
真ん中に置くの・・・めちゃめちゃムズい。
 


回転台を回しながらクリームをパレットナイフで塗り広げていく。

元々持っていたパレットナイフ。
これでも使えるだろう思っていたのですが、案外柔らかく先端にまで力が入らないので
クリームがめっちゃ塗りにくい。
いや、それともクリームの方が固いのか?

でもクリームは常温でこの柔らかさだから、これ以上柔らかくなんてできないし
やっぱりパレットナイフが柔らかいのか・・・

さらに1.5㎝、1㎝と生地を乗せ、そのたびにアンビバージュを塗り、クリームを塗り広げていく。


 
一番上を水平にしようと思っても、パレットが柔らかくてできませんでした・・・(言い訳)

側面にもクリームを塗ります。
実はケーキにクリームをちゃんと塗るのは初めてです。

DVDを見ながら、同時進行でクリームを塗ってるのですが全然うまくできません。
それはそうとDVDで見るバタークリームは生クリームみたいに滑らかなのに、私のはベタベタ。
いかにもバタークリームっぽい感じがでてる。それも原因なのか??

側面に塗る時に上部まではみ出すように塗るのですが、
クリームの量がかなり少なくなってきてしまって、はみ出すほど塗れませんでした・・・
 


側面をパレットナイフでならし厚さを均一にする。
上面にはみ出たクリームはパレットナイフで中央に向かって集めるようにしてキレイにならす・・・

のですが全然キレイにならせません・・・側面も汚い。
「あちらを立てればこちらが立たず」ではないですが、一部だけキレイにしようとすると
失敗することが良くわかりました。
最初から順番にキレイに作っていかないとダメなのね・・・


 
ヘラで8等分の印をつけ、残りのクリーム、ケーキクラム、チョコレート、ピスタチオ
などを使って飾っていきます。

それにしてもDVDのクリームは生クリームのように滑らかです。
私のは気泡も目立って滑らかじゃない。

クリームはこの絞った分でちょうど無くなりました。
バタークリームは使う前に、もう一度ホイッパーで滑らかになるまで混ぜた方がいいのかも。
空気が含まれればかさも増えるし、もっと滑らかになるかもしれない。



 
飾り用のコーヒービーンズは2種類買ってみました。
1つは明治のコーヒービート。
形がコーヒー豆だし飾ったらかわいいかもと思い買ってみたのですが、
意外なほど苦めのコーヒー味でこのケーキにピッタリの雰囲気だったのでこちらを飾ることに。

もう一つはトップバリューのコーヒービーンズチョコレート。
中にコーヒー豆そのものが入っていてかなり大人味だから、最初はこっちの方がいいかなと思ったのですが、
いやいや、明治のコーヒービートの方がよりしっくりきます。かなりオススメです。

ピスタチオは今回もおつまみ用のピスタチオ。
殻と薄皮をむいて飾りました。
 



 
出来ました。

写真を撮った後に気づいたのですが、一番塗り方が汚い所が正面に...
いや、そうでもなかった...全面汚かった...

しかも上面と側面の境目に全然クリームが塗り切れてません。
結局スポンジ生地に沿った形で塗ってしまったので丸みを帯びた感じになってしまいました。
手作り感満載です。


 
ジェノワーズの間のクリームも上面のクリームももっと薄くて良かったのかも。
デコレーション用のクリームが足りなくなってしまったし。

でも食べてみるとやっぱり味は美味しいのです♥

本来、バタークリームのケーキは常温で食べるようなのですが、
このガトー・モカに関しては冷蔵庫から出した直後のぐらいの方が私は好きです。

口の中に入れると溶ろけてくるバタークリームが美味しい♪
冷蔵庫から出したてをまず楽しんで、10〜20分後にもう半分を食べました。
(キタナイ食べ方でスミマセン)

常温にするとまた全然味が変わります。
使ってるのはインスタントコーヒーなのに、ものすごく香りが立ってきます。

バタークリームが柔らかくなってるので、
フォークで切った時のジェノワーズの柔らかさ、ふんわり感がよく分かるようになります。
そしして食べた時の一体感もあります。

ただ・・・後半、べたつくというか、脂っぽいというか、重くなるというか・・・
気温が高いとちょっと食べにくくなってきます。

なので冷蔵庫から出した直後も私はおススメです。



さて復習。
普段のお菓子作りでもジェノワーズは焼いたことがあって、実はその中でも最高の出来ではあったのですが
やっぱりふくらみが足りないと思いました。
DVDではケーキクラムの部分でもかなり幅があったから、もう1㎝くらい高くできるのかも。
また時間がある時に、焼いてみようと思います。

ジェノワーズならいくら焼いても、きっと食べられるし・・・

クレム・オ・ブールももっと空気が入った方が、滑らかでかさのあるバタークリームになったかも。
バタークリームは気温や室温に左右されるから、夏に向かっての練習は難しそうだけど。
夏季にバタークリームを作る時は冷房を入れた方が良いのだろうか・・・


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