通信教育部ブログ
受講生日記
第3課「みたらし団子の団子の数は?!」
製パン講座の最初の課で「小麦パン」というシンプルなパンを作るんですが、これが結構難しい。ちょっと家庭でパン作ったことあるレベルで調子乗って挑むと初手で心折られます。でもその結果、しっかり基礎を練習すること、知識や理論の必要性を学べます。通信講座とはいえ、本気仕様。これが辻調通信の良いところ。
...で何が言いたいかというと、
餡子作り、もっと頑張れ私。超がんばれ。たった4回でくじけるな。
と自分を励ましたところで、餡子作りも続けながら、今日はついに!小豆以外の材料を触っていきたいと思います!
第3課のテーマは「餅菓子」。その中でも日常的に食べられている「みたらし団子」を作っていきます。
材料の中心は「上新粉」という粉なんですが、いざスーパーに買いに行くといろんな粉が売っていて違いが分からない。もち粉だけは売っておらず今後のためにネットでお取り寄せ。
製法に違いはあれど、大きく分けると
〇上新粉...うるち米
〇もち粉、白玉粉...もち米
〇だんご粉...うるち米・もち米(割合はメーカーによって異なる)
だそうです。今、もち米が有名な街に住んでいるから、うるち米とかもち米とか日常で使うけど、そうじゃなかったら普段食べているお米がうるち米っていうことも知らずに生きていたかもしれない...。
今回の課題、みたらし団子は上新粉で作っていきます。
まずはみたらし団子の要、たれ作り。
なんと昆布で出汁をとるところから始めます。
沸騰する前に昆布を取り出して、
この昆布出汁の中に
醤油や砂糖などを入れて温めていきます。
水に溶いて一度濾した葛で
とろみをつけていきます。
透明になるまで火を入れていきます。
ここまでですんごいいい香りが!もうみたらし団子食べてる気分。
出来上がり~~~♪このたれがもんのすごく美味しくて、怒っている人にこれを食べさせたらきっと世界は平和になるでしょう、と思わせるぐらい美味しい。みたらし団子のたれってこんなに美味しんだ~と団子のだの字もないうちから感動。
感動冷めやらぬうちに、本体を作っていきます。
まず分量の上新粉(9本分にしました)にぬるま湯を入れて混ぜていきます。ぬるま湯を使うことで蒸す時間を短縮できるらしい。だから巷に溢れている団子系のレシピはぬるま湯を使うのか!とここで初めての知識を得る。
混ざり切って捏ねたら、小分けにして蒸していきます。
並ぶ団子の素。サラシは水で濡らしておかないと蒸しあがった時にひっついてしまうらしい。
約20分の蒸し風呂へ...
蒸しあがり~~~~~!
この写真だけでも蒸す前と蒸した後の違いが分かると思います。
同じお米でも、白米が炊ける匂いともち米が蒸しあがる匂いは違う。お餅の香りがふんわりして美味しそう。
今度はひとつにまとめて、手に水をつけながら捏ねていきます。この作業で弾力が決まるらしい。お餅付きのつく作業を手でやっていく感じかな?やったことのない作業で楽しい♪
捏ねあがったら水につけます。
続いて、お団子作り~
まずは長く棒状にして
転がしながら三角棒で切り離していきます。
団子を丸めながら、みたらし団子を想ふ...。
小さいころ食べていたのは確かに団子が5個だった。
ある日、うちの近くにコンビニが出来て、ある日、パンの棚の近くにみたらし団子が並び始めた。
そのみたらし団子は4個しか団子が付いていなかった。そして焦げ目もなく、団子1個1個が大きかった。そもそもみたらし団子のみたらしって何だろう...?意味は分からなくても「みたらし」という言葉には蜜が垂れているような甘くてトロっとした味が似合う...。
皆さんの記憶のみたらし団子は何個ですか?
改めて調べてみると、みたらし団子の起源は諸説あり、京都の下鴨神社の御手洗祭で売られていた団子説や御手洗池(みたらしのいけ)の水泡を模した説などあるようです。もともとは5個だったそう。でも御手洗池に水泡が4つ浮いてきて...という逸話もあるそうで、数にも諸説あるんですね。(参考:Wikipedia)
あと単純に4個ぐらいが食べやすいかな~と思います。
作業に夢中になりすぎて経過写真をとり忘れ、その分長々とお話してまいりましたが、
みたらし団子完成!!!!!
あれ?!
9本分のレシピなのに...5本(+心のゆるみ)しかない...。
もち上げるとすごい重い。団子取れそう...。
質量保存の法則を超越した(してない)みたらし団子を焼いていきます。教科書やDVDでは炭火コンロみたいなので焼いておりましたが、家では
フライパンに焦げ付かないようキッチンペーパーを敷き、焼いていくことに。
(フライパンの素材によって空焼きは危険なのでマネしないでね★)
ゆっくり焼き目を...
付けていこうと思いましたが、だいぶ焼いた後で
「これ!もち米だからゆっくり焼いてたらそこから硬くなって周りが硬くなるんじゃない?!」
という重大事項に気付き、あと2本は危険を承知で
直火焼き~~~~~~~~~!!
お店みたいに焼くぞ~と意気込みながらみたらし団子を載せた瞬間!
瞬殺!!!
直火はやばかったですね。やばいっていう言葉をこういう場で使うのもなんですが、置いた瞬間、焦げ臭くて煙が出て即串を回転させました。回転させたところも焦げてやばかったです。
~結果発表~
左3本―フライパンでゆっくり
右2本―命名:直火ほむら焼き
フライパンと直火ほむら焼きを交互に並べて見た目を誤魔化しながら撮影。
でも意外とツヤツヤして美味しそう!
お味は...直火ほむら焼きの方が美味しかったんですよ!!!中がふんわり柔らかく、見た目より焦げ臭さはありませんでした。フライパンの方は危惧した通り硬くなっており、焼き色も薄かったので、香ばしさに欠けました。
いろいろトラブルもありながら、美味しいみたらし団子が出来ました。
ここをあーしたらよかったこーしたらよかった点がたくさんありましたので、また作ります。
とにかくたれが素晴らしく美味しかったので、もっと上手に作りたい!
次回作にご期待ください。