通信教育部ブログ
受講生日記
第1課その③「漉し餡リベンジ!」
★前回までのあらすじ★
美しく美味しい漉し餡を作るべく、2時間半奮闘した結果、残すべきところを捨ててしまい、捨てるところをカラメルで煮るという大失敗をする。結果、新種の飴(不味い)が出来たのであった。このままでは終われない!と奮起し、漉し餡作りを再挑戦することに...。
どうもこんにちは。北海道も25度を超える日が続くようになりました。私の住んでる地域は農業が主幹産業なので、緑がいっぱいの風景になってきました。野菜が美味しい季節のはじまりです。
さて今回は、前回大大大失敗した漉し餡のリベンジという事でまた漉し餡を作ります。材料も教科書と同じ500gで再挑戦です。"失敗は成功のもと"とも言いますし、失敗すること自体は恐れてないのですが、食べられないものが出来るのは悲しい...。
もう一度しっかり復習して、今度こそ!美味しい漉し餡を作っていきたいと思います。
餡子作り用に大きめの行平鍋を買いました。今日はこれで作っていきます。
手順は同様、小豆の選別→皺が寄るまで茹でる。
ここで今まで超勘違いしていたことに気付きます。
教科書に「80~90%の豆に皺が寄るまで茹でる」という表記があるのですが、これをなんと!
「豆の80~90%に皺が寄るまで茹でる」と勘違いしていたんですね。つまり「豆がシワシワになるまで茹でる」と勘違いしていた訳です。ここまで来るとお恥ずかしい...。この解釈の違いは、本当に恐ろしい...。
そんなこんなで茹でから見直し、漉す前の茹で小豆出来上がり♪3回目ともなると結構いいんじゃないでしょうか?!でもやっぱり茹でムラがある気がする...。
(コンロで家族がカレーを作り始めたので、移動しました。背景が変わっていますが同じ日です)
茹で汁を捨てると...教科書の写真に近づいてきた小豆がここに!
この後、水をかけながらザルで濾す作業をしたのですが濾すのに夢中で写真を取り忘れてしまいました。
今回は、初めから大きなボウルを使い、お水をたっぷり使ってしっかりと濾しました。
ザルで濾し終わったら、次は濾し器で濾していきます。
前回、「濾した方を捨てる」という意味不明なことをしてしまったので、全身全霊で気を付けております。茹で方もちょうどよかったのか、濾し器の方には皮が残ってとてもうまくできました。
濾し終わったものです。
わ~~~!ちゃんと今回はいっぱいある~~~!
水を足して、沈殿させ上澄みを捨てて綺麗にしていきます。
水の透明度が「見えるか見えないかのもどかしい感じ」になったら次の工程へ。
サラシ(まだ縫ってなくて小さいver.)で数回に分けて水気を絞っていきます。先生は一気に全部包んでいましたが、サラシが大きくても一気には絞り切れないかも。小さいサラシだったのもあり4回に分けて絞りました。
絞り終わったものがコチラ。
キター!やったー!!!生餡だ!!!!!!!!!!
生餡!これこれ!!!!これが作りたかったのです!!!!
前回のものすごい失敗の後だとこの生餡が芸術品に見える。
そしてお次はシロップ作り。
ちゃんと水も入れたので透明です!!!!
地獄を見た前回↓(作業的には間違いでしたがいい匂いだった)
過去はきちんと糧にして今回に戻りましょう。
シロップが沸騰したら、生餡を半分入れます。
ここまでうまく進んで凄く嬉しい。あ~もうすぐ漉し餡出来そうだなっていう期待感。
半分入れて沸騰させたらもう半分入れます。
水分が蒸発してきました。このあたりから熱い...。とにかく熱い。でも餡子作りは火が勝負。焦げない程度にしっかり強火でかき混ぜていきます。
そして粘度が出てきたら、しっかり練っていきます。
丸くかき混ぜると跳ねて危ないので、川の字を書くように奥へ奥へと底を撫でます。
そしてやはり熱い!!!!!とても熱い。木なのにヘラも熱い。
表面がポコポコ煮立つくらい強火にするのが美味しい餡子を作る秘訣だそうで、強火のまま続けます。写真を撮るときだけは危ないので火を止めております。
熱い餡子が跳ねて、指にあたると超熱い!!!!いや、でもこれも和菓子職人としての勲章か...。
さあ!そして、練りあがって参りました!最後に鍋肌にこすりつけてバットに移したら、
完成~~~!サラシをかけて粗熱を取ります。
先生のように綺麗な小山に出来ませんでしたが、ツヤツヤして美味しそうでした。ただちょっと練りすぎかな?もうちょっと滑らかにしたかったです。
漉し餡を丸めて味見♪これだけでひとつのお菓子みたいに美味しい~~~~!
粒餡から初めて失敗続きですが、やっとほんの少し成長したような気がします。とにかく練習あるのみ。
次回はもっと難しいと言われる白濾し餡に挑戦してみます♪