OSAKA

豚肉を学ぶ

調理技術マネジメント学科

2019.07.02

みなさんこんにちは!

だんだん暑くなってきて外に出るのがつらい時期になりましたね(-_-;)

外出するときはしっかりと水分補給してください!


さて、今日は調理技術マネジメント学科2年生の理論の授業を紹介します!

今日は豚肉についての授業です


まずはこちら!!

じゃじゃん!

上右:香信ポーク 右下:イベリコ豚 左上:マンガレッツァ 左下: ビゴール


品種の違う4種類の豚肉の食べ比べです

育成方法や餌を知り、色や脂の入り方の違い、品種の特性を学びます

1種類ずつしっかりと味見をして・・・・・・

こんなワークシートを使ってみんながどう感じたか話し合います!


ちなみに私はノワール・ド・ビゴールが一番好きでした(*^^)

ビゴール豚はフランスとスペインの国境に聳えるピレネー山脈で放牧されている

フランス原産の黒豚で有史以来 最も古くから知られている品種と言われています

他の交配種の豚よりも飼育期間5か月以上も長く、ゆったりとした生長期間が必要で

一度は絶滅しかけた貴重な品種だそうです!


脂肪の割合が多い品種ではありますが、繊維は柔らかく、水っぽさがないので

旨みが濃厚ながらも繊細な味わいのとーってもおいしいお肉でした!!

みなさんならどんな料理に使いたいですか??

そして豚肉といえば加工商品も忘れてはいけません!

ヨーロッパではビゴール豚は加工食品でも有名です


日本でもハムやベーコン・ソーセージなど

たくさんの豚肉加工食品が売られていますよね


今回はそんなたくさんの加工食品が大活躍するメニュー・・・・


直訳するとすっぱいキャベツという意味がある"シュークルート"を作っていきます!

発酵させたキャベツを使って作る、フランス アルザス地方の郷土料理です

ちなみにドイツ語ではザワークラフト、英語ではサワークラウトといいます


具材料はこちら

絶対にはずせない発酵キャベツのシュークルートに

香りや甘味をプラスする野菜と香辛料

そして・・・・


① ベーコン ②ソーセージ ③子豚のすね肉の塩漬け 
④豚の背肉の燻製 ⑤豚ロース肉の燻製 です!

なんとこれは職員が愛情をこめて作った自家製のベーコンと

スモーキーに燻製したお肉なのです!!

とても香りがよく、魅力的なお肉たちです(#^.^#)!


そして燻製をする方法や、ソーセージ・ベーコンの作り方も一緒に学びます

シュークルートは魚などの海の幸で作られることもありますが

今回はこの愛情たっぷりのお肉を使用します!

ちなみにお肉の部位・名称・特徴についても勉強していきます

すべての材料が入り、蓋ができる大きな鍋に食材を入れ

出し汁とワインを入れて一度沸騰させてから

蓋をしてオーブンでじっくりと2時間火を通します

長時間かけてお肉がほろほろになるまでじっくりと火を通していきます

完成がこちら!

教室がシュークルートのさわやかな香りに包まれ、思わず笑顔になってしまいます

付け合せのソーセージとほくほくのじゃがいものゴールデンコンビは

いくらでも食べられるおいしさです!


ヨーロッパではお酒のあてとしてもよく食べられており

民衆に親しまれているとても有名な料理ではありますが

日本にはあまり提供しているお店が多くありません

とても悲しいです・・・(p_-)

見かけた際には是非 みなさんも一度召し上がってみてくださいね!


それでは、今回はこのぐらいで

次のブログでお会いしましょう\(^o^)/


<プロフィール>
辻調理師専門学校 西洋料理 の 入船 です
愛知県出身、じゃがいもをこよなく愛しています!