【新年を祝う芸術的なお菓子!ガレット・デ・ロワ!!】
2015.12.09 カテゴリー:通信教育部からのお知らせ
フランスで新年を祝うお菓子として定番の「ガレット・デ・ロワ」。
公現祭(エピファニー)の1/6に食べるフランス菓子で、
最近では日本でも親しまれていますね!
中にひとつだけ陶器製のフェーヴが入っていて、
切り分けられた中にフェーブが入っていた人が、その日一日王様(女王様)に!
また、一年を幸せに過ごせるともいわれています ^ ^
フェーヴはフランス語でそら豆やその他の植物の実のことをさし
もともとは豆が入っていたそう。
今では陶器でできた物、熱に強いプラスチックのような物、
24金でできた物まで様々なものが。
フェーヴをコレクションしている人もいるらしいですよ♪
フィユタージュ(パイ生地)でクレーム・ダマンド(アーモンドクリーム)
を包んだだけのシンプルなお菓子ですが、実はかなり技術を要するお菓子!
【技術ポイント1】美しいレイエ!!
このお菓子は、表面にナイフで様々な美しい模様を描くこと(レイエ)が特徴のひとつ。
力加減や生地の状態など、ポイントを押さえてかつ何度も練習が必要な作業です。
★レイエをつける際のポイント★
・生地が十分冷えていること。
・ナイフを斜めにして、削ぐように切り込むこと
【技術ポイント2】パイ生地はパティシエの基本生地!!
バターを折り込んだり生地を薄く均一にのばす作業はかなりの技術を要します。
それに、生地が薄すぎるとレイエ(模様)が綺麗に出ないし、中に火が通り過ぎる。
逆に厚すぎると焼き時間が長くなり焼き色の加減が難しいんです> <
★フイユタージュのポイント★
・デトランプはしっかりと寝かせること
・ブーラージュ後に生地をのばす際には、生地の前後にくぼみをつけること
お菓子作りには、何より基本技術の積み重ねが大切です。
基本となる生地やクリームのつくりかた、器具の扱い方などを
順次習得しながら知識も深めていける辻製菓専門学校・製菓技術講座で、
今の自分のお菓子づくりを更にレベルアップさせませんか??