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ミラノ風カツレツは「S」が良い

「ミラノ風カツレツ」は、子牛肉を使った、イタリア北部にあるミラノの名物料理です。

軽くたたきのばした子牛のロース肉に溶き卵、パン粉をつけ、多めのバ ターで両面をきつね色に焼き上げます。ソースは添えず、好みでレモンをしぼって食べ、パン粉の香ばしさとバターの香り、肉の旨味を楽しみます。

この「ミラノ風カツレツ」、骨付き肉と骨無し肉では名称が異なります。

"Costolette alla milanese" と "Cotoletta alla milanese"



"s" の一文字が入るか入らないかの違いですね。


高級店では骨つきのロース肉を、庶民派のお店ではモモ肉の薄切りを使うことがい、ミラノ風カツレツ。

骨つき
肉で作ると costoletta(コストレッタ)、骨つきでない場合は cotoletta(コトレッタ)と呼びます。 

ミラノのリストランテやトラットリアで注文するとき、
Costolette alla milanese(コストレッタ・ア・ラ・ミラネーゼ)か、
Cotoletta alla milanese(コトレッタ・ア・ラ・ミラネーゼ)かは要チェックですね!



子牛肉は、ミラノのあるロンバルディア州など北イタリアで特に好んで食べられる食材の一つです。

まだ草
を食べたことがなく、ミルクだけで飼育された子牛(乳飲み子牛)の肉は、きめ細かく淡いピンク色。非常にやわらかく淡泊でクセもなく、ほんのりとミルクの香りがします。

草を食べだすと
肉の色が赤みがかり、成長するにしたがって脂肪も多くなって牛肉本来の赤身の肉になるのです。


 




イタリア料理の特徴のひとつは、郷土色が豊かなこと。「ローマ風」や「ナポリ風」というように、町の名前が付いた料理名が多いことからもわかります。


辻調の通信教育講座では、西洋料理技術講座では、フランス料理が16課目と、イタリア料理が8課目で構成されています。


ランス料理を学んでから、多彩な郷土料理があるイタリア料理を学ぶことがお薦めです。

ソース作りや、複数の材料や調理法の組み合わせなどの、フランス料理の基本テクニックを学んでからのほうが、イタリア料理の特徴や個性がつかみやすいからです。


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