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辻調理師専門学校

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中国料理 身体に良くて美味しい【薬膳酒】

中国料理

2017.05.17

こんにちは!(ノ・ω・)ノ

中国料理班ブログ担当の中島です!

年度が替わりましたが、今年度も引き続きブログを担当させていただくことになりました!

ただ、前年度の話が終わってないので新年度ながら前回の続きをさせてください( ・᷄ὢ・᷅ ;)

今年度からの読者さんは、過去の記事から読んでみてくださいね~(ง `ω´)ง

前回は薬膳スープの紹介から薬膳とは何ぞやという話をしました。

今回はというとですね!

前回同様、薬膳のお話なのですが、もう少し薬膳の本質的な話をしたいと思います!

薬膳と言っても今回は皆さんが関わる食を通じて、食養薬膳について一緒に考えていただければと思います!


それでは、前回お話ししたように、今回は学校を飛び出して、自宅から紹介したいと思います!


実はわたくし、個人的に薬膳の勉強をしておりまして、その一環として自宅で薬膳酒なるものを作っているのですが、

その紹介をしたいと思います(ง `ω´)ง

ちょうど飲んでいる薬膳酒が残り少なくなってきたので、せっかくですから作り方を説明しようと思います。

材料はこちら!



龍眼、ナツメ、クコの実、陳皮、氷砂糖です!

見覚えのあるような材料ばかりですが・・・

そうなんです!前回のスープに入っていた生薬と殆ど同じですね!

違うのは山芋の乾燥品が陳皮に代わっているくらいですね。

ちなみに陳皮とはみかんの皮を乾燥させたものです。

ナツメは味が出やすいように、ちぎっておきます。

後はこれを容器に入れて

お酒をどばどばーっと注ぐだけ!

後は、成分がお酒に抽出されるのを待つだけです(o´ω`o)

お酒が足りなかったので、中途半端な量になってしまいましたが、本当は容器いっぱいになるだけの量で

作ってくださいね(-ε-;)


お酒の種類はホワイトリカーと呼ばれる果実酒などを作る際に使用するお酒です。

大体味は1~2週間ほどで出ますが、生薬としての効き目である薬効は、できるまで1~2か月はかかると言われています。


では、味と効果の程は!?!?

味はまろやかな甘みがあり、ナツメやクコの実、龍眼のドライフルーツのような芳醇な香りがして

決して薬のお酒だとは思わない、食前酒なんかにも合いそうな味です!

効果についてですが、効能としては前回紹介したとおり、「滋養強壮」

いわゆる体が元気になるってことなんですけど、全て効果の穏やかな「上品」と呼ばれる生薬なので

そこまで激しく効くわけではないかと思いきや、前回のスープとは比にならないほどの量を使用しているので

とても濃厚なエキスになっているんですね。


僕は寝不足や、肉体疲労が蓄積して、疲れが取れていない朝なんかに飲むのですが、

飲んだ瞬間に体の気怠さが吹っ飛んでしまいます!


めっちゃ胡散臭い話に聞こえると思うんですけど、ホントに一気に目が覚めて身体がシャキっとします!

例えるなら栄養ドリンクを飲んだ時のような感覚でしょうか?

でも、不思議と元気な時に飲むとシャキッとするような感覚は全く無く、身体に変化は感じられないんですよね~

ホントに不思議です(笑)


こちらがエキスが抽出されたものですね。

これで大体3か月ほど浸けこんだものです。とても濃いそうな色ですね・・・

見た目に反して美味しいですけどね!


他にもこのようなお酒も浸けてます!


これは杏仁豆腐の素となる杏仁と、陳皮、レモンのぶつ切り、フレッシュの洋ナシ、ハチミツ、氷砂糖が入っています!

材料を見るからに美味しそうな感じですよね!想像通り美味しいです!

杏仁豆腐のような香りがほのかにして、そこにカドの取れたレモンの酸味が効いたところに蜂蜜の優しい甘みが効いた

レモネードのような味わいです。

効能はというと、すべて喉に良い材料ばかりです。乾燥しやすい季節には喉を傷めたりしますが、そのような時に

これを飲むと、あら不思議!のどの痛みが軽くなります!



他にも何種類かあるのですが、長くなるので薬膳酒の紹介はこの辺にしておきますね~


冒頭で薬膳の本質的な話をすると言ったのですがですが、長くなってしまったので

今回は一旦ここで終了~

薬膳といってもみなさんの日頃の食と通ずる話なので是非とも読んでくださいね!



食に対しての考え方が変わるかも!!(๑˃̵ᴗ˂̵)و