OSAKA

お節料理

調理技術マネジメント学科

2020.12.23

皆さん、こんにちは!

辻調理師専門学校では調理実習以外にもたくさんの授業が行われています。
今日は日本料理の「調理理論と食文化概論」が行われている教室からお届けいたします!

毎年恒例のお節料理の授業です!
皆さんは、お正月にお節料理を食べますか?

お節料理は「食べて美味しい」以外に「日本の文化をいただく!」と言っても過言ではありません。
一つ一つの料理に願いを込め、年始めにいただく大切な料理です。
今回はお節料理の中でも代表的な三種肴(さんしゅざかな)といわれる料理に注目していきます!


こちらが三種肴(さんしゅざかな)です。きれいなお料理ですね!
この三種類があれば、 お正月を祝うことができるといわれています。

実は関東と関西では、三種類の内容が少し変わります。
関東では、数の子、田作り、黒豆。
関西では、数の子、田作り、叩き牛蒡となっています。

では、それぞれに込められた【願い】を説明しましょう!

まずは田作りです!
田作りとはごまめと呼ばれるカタクチイワシを乾燥させたものです。
昔はそのイワシが大量に獲れ、肥料にして田を耕しました。
その過程から【五穀豊穣】の願いが、 込められています。


では次に数の子です!
数の子はニシンという魚の卵です。
卵の数の多さから、【子孫繫栄】の願いが込められています。
プチプチした食感がたまりませんね!


続いて黒豆です!
黒豆の黒い色には、邪気をはらい不老長寿がもたらせると考えられ、
まめに働くという語呂合わせから【元気に働けますように】という願いが
込められています。
みなさんも沢山食べましょう!


最後は叩き牛蒡。
牛蒡は土の中に深く根を張るということから、【地に根付き代々続く】ことから縁起のいい食材とされています。
牛蒡の香りと胡麻の風味がたまりません。


学生も実際に試食をして、作り方と味を覚えます。美味しそうに食べていますね!
みんな「今年の年末はお節料理を作ってみる」と張り切っていました!



次回もお楽しみに!
2021年もオープンキャンパスのご参加お待ちしています!
ではよいお年を~!!!