おはようの「お」から始まる辻調(調理師本科キャリアクラス)
おはようございます!
調理師本科キャリアクラスの鶴見佳子です。
今日からブログを始めていきます。調理師本科とキャリアクラスと私自身を多角的に紹介していこうと思います。在学中に何本の原稿が書けるかな(わくわく)。
第1回のテーマは、おはようの「お」から始まる辻調。
このブログを読んでいただいているみなさん、今、何時ですか?
朝の8時? 昼の2時? 夜の11時?
もし、午後や夜だったら、私が「おはようございます!」と書き始めたのがマヌケに見えるかもしれませんね。実はそこに辻調のヒミツがあるんです。
2019年、4月4日に大阪城ホールで入学式、ついで調理師本科を挙げた滋賀県でのガイダンス合宿から私の辻調ライフが始まりました。
授業内容の説明や校内施設の案内があったり、健康診断があったりした後、4月10日に本格的に授業が始まり、途中で元号が「平成」から「令和」に変わり、やっと2カ月がすぎました。
この間、徹底的に叩き込まれたのが「挨拶」です。
辻調の挨拶はちょっと変わっています。
午前でも午後でも、授業の始まりは「おはようございます」、終わりには「お疲れさまでした」。疲れていてもいなくても、誰かとすれ違えば「お疲れさまです」と声を掛け合います。
50代の私は、金曜日の4限目には肉体的にも精神的にもヘロヘロで、この日だけはマジに「お疲れさま」です。
挨拶の仕方にも「いろは」があります。
まず、言葉で「おはようございます!」と大きな声を出してから、一礼する。「座ってください」と言われてから座る。
「語先後礼(ごせんごれい)」、言葉が先で、お辞儀が後という意味なのですが、毎日、これの繰り返しです。
学生同士はもちろん、先生とも、事務局の方とも、お掃除の方とも、いったい1日に何回「おはようございます」と「お疲れさまです」を言うのかなぁ(数えきれないわ)。
学校のある大阪市阿倍野区松崎町周辺を「辻調お疲れさま通り」と名付けてもいいぐらい。
この挨拶の第一印象は、「芸能界と同じだわ」でした。芸能の世界も「おはようございます」から始めますからね。
挨拶にはもちろん理由があります。
就業時間の長い飲食業界では、従業員のシフトもばらばらで、働き始める時間こそが「おはようタイム」であること。
飲食業界にかかわらず、挨拶は人間の基本であること。
それが就職活動中に厳しく見られること。
社会に出てから、まともな挨拶もできないようでは働いていけないからなぁ、と調理師本科キャリアクラスには社会人出身者が多いので、それは基本中の基本だと知ってはいるものの、この2カ月で改めて鍛え直されました。
辻調での「いろはのい」は、「おはようのお」なのです。
次回は「キャリアクラスって何?」。お楽しみに。
プロフィール
鶴見佳子(名古屋市出身、大阪市在住)。
新聞記者、文筆家(フリー)を経て、現在、辻調調理師本科(キャリアクラス)に在籍。50代の学生ですよ!
趣味は落語(アマチュア落語家「大川亭知どり」も私のもう一つの顔)。
目標は「食堂あおぞら」の店主兼調理人。これを人生最後のしごとにすべく勉強しています