中国料理☆ 竹蓀燉鶏湯(キヌガサタケと若鶏の蒸しスープ)
こんにちわ!
中国料理班ブログ担当の中島です!
今回は前回紹介したスープを使用したスープ料理を紹介したいと思います!
しかも薬膳スープです!!!(*∀*;)
この「薬膳」という言葉を聞いて、殆どの方が美味しくなさそう・・・
そう思うのではないでしょうか?
今日のスープは一味違いますよ~!
文章だけで味わってもらえないのが残念ですが・・・('・ω・`)
それではいってみましょう!
まずは本日の特選素材はこちら!
キヌガサタケと言われるキノコです!
中国語では「竹 蓀」ヂュウ スンといい文字通り竹の孫と言われるように竹林に生える変わったキノコです。
そのキノコを乾燥させたものなんですね~
左の白いのが天然もので、右の茶色のほうが養殖ものです。
ちなみに水につけて戻すとこのようになります。
上記と同じように左が天然もの、右が養殖ものです。色も触感も天然ものの方が良いので高価です。
このキヌガサダケ、実はスポンジ状になっていて中は空洞になっているんですよ。
スポンジ状になっているので触感が他には無い何とも言えないシャクシャクとした触感なのが特徴です。
それではそのほかの食材の紹介です。
まずは若鶏。
前回紹介したひねどりではなく若い鳥ですね。
ちなみにこれがひねどりです。
トサカの大きさや爪の長さが違うのが特徴ですね。
若鳥は頭や足など要らない部分を切り落としてボイルし、あく抜きをします。
続いて本日の名脇役たちの紹介です!
冒頭にお伝えしたように今日のスープは薬膳スープ。
その薬膳料理の材料達です!
まずは龍眼の乾燥品です!
龍眼とはライチによく似た果実で、ライチよりも小ぶりで種が大きいので可食部は少ないですが
フレッシュのものは甘みがありとても美味しいです!
ただし、フレッシュのものは日本では希少で殆ど出回りません。
龍眼は基本的に乾燥品を使用します。
乾燥品の味は、レーズンのような触感や甘みで、少し薬のような独特な香りがしますが
比較的食べやすい味です。
表皮を割ると
このように中から乾燥した実が出てきます。
ちなみに剥き身になった市販品もあります。
お次の材料はナツメにクコの実の乾燥品
クコの実はお店で杏仁豆腐を注文するとのってたりしますよね。
続いて淮山「ワイサン」といって山芋の乾燥品です。
淮山は食材として食べるので水に一晩つけて戻してから使用します。
それ以外の材料は基本的には食材の香り、味、栄養価などを
スープに移すのが目的なので乾燥のまま使用します。
後はスープですが、前回使用した中から今回は清湯を使用します!
前回のブログでも書いたように清湯は癖がなく、使いやすいスープですが、うまみもあるためスープ料理として
使用するにはぴったりなんですね。
さらに高級な上湯もスープ料理にも使用しますが、上湯はそのものの香り、うまみがとても強いので
今回のようにいろいろな食材の特性を出したい場合は味や香りが喧嘩しちゃうんですね。
ですので今回は清湯を使用します!
今回はここまで~
次回は料理の完成までと薬膳のお話を少し出来たらと思います(´・ω・`)