教室を出て和歌山へ!?
皆さんこんにちは!
調理師本科では、『食と農』のつながりを理解する勉強のために、
11月8日と9日を使って、和歌山まで校外学習へ行ってきましたので、
今回はその様子をお伝えします!
和歌山といえば「みかん」、「梅」、「柿」、「さんしょう」、「無花果(いちじく)」、
「はっさく」、「じゃばら」、「きよみ」などなど、日本一の収穫量を誇る農産物が盛りだくさん!
その中から、今回は「みかん」と「柿」の収穫体験をします。
先ずは、みかんの収穫体験の様子です。
ミカン畑の中に、コンテナを使って特設教壇が。
この畑で美味しいみかんを作っている農家さんの説明が始まります。
みかんの皮をむくと、果肉の粒をつつんでいる房がありますよね?
それを専門用語では「じょうのう」といいます。
皆さんは数をかぞえたことがありますか?
実はみかんの種類によって、このじょうのう(房)の数が違うです!
はっさくや金柑、レモンを半分に切るので、皆で房(じょうのう)の数をかぞえてみましょう!
新たな気づきに生徒たちはびっくり。
その後は、甘いみかんの見分け方を教えて頂き、一斉にミカン畑へ!
片手にはお土産用の袋、そしてもう一方には収穫用のはさみ。
味見をしながら美味しいみかんを収穫していきます。
お土産用の袋には美味しそうなみかんがいっぱい!
次は柿の収穫体験です!
柿を大切に育てている農家さんより、紀の川柿の特徴、収穫の仕方を教えてもらいます。
いつもの授業よりも集中し、聞いている眼差しは光り輝いていました!
今回収穫した柿は、渋柿!
渋柿といえばスーパーや八百屋では干し柿としてみることが大半ではないでしょうか!?
でも収穫した紀の川柿は甘く、歯ざわりのよく、とても大きな柿なのです!
渋を抜いて食べる方法を知っている人も多いと思いますが、
この紀の川柿は、収穫する前に、特殊な方法で渋を抜いています。
ですから、収穫したらすぐに美味しく食べることができます。
では渋の抜けた柿と渋が残っている柿の断面を見比べてみましょう!
ゴマのような模様がある方が、渋が抜けた柿。
右の柿は渋くてそのままでは食べることができません。
甘味の強い柿、歯ごたえの良い柿などの見極め方(料理用語:目利き)を伝授して頂き、いざ収穫体験です。
柿を求めて柿畑の中に!急な斜面も、美味しい柿の為には気にならない様子。
次に腹が減っては戦(勉強)ができぬということで、昼食時間です。
みかんや柿の話をしたいところですが、黙食を徹底します!
感染症対策もきっちりです。
次に訪れたのが、『めっけもん広場』です。
和歌山の特産品が並んでいます。
とても新鮮な野菜や果物、柑橘類がたくさん並んでいます!
そして何よりも安い!これには皆、驚きでした。
無事、16時過ぎに帰校。
学校で受ける授業も大切ですが、自分で実際に体験することもとても大切なことに気付いた一日になりました。
普段の授業も見てみたい!どのような感じで授業しているの?
見学できますので、ぜひ辻調に来てください!
鈴木 照美(すずき てるよし)
辻調理師専門学校 日本料理担当
日本料理大好き「鈴木」です。
好きこそ物の上手なれ!を体現できるよう日々奮闘中です。