多種多様な"炒め物"の理論授業
今回は3年制の2年目の理論授業、炒め物の回の内容をご紹介します!
突然ですが、皆さんは中国料理の炒め物といえば、何を思い浮かべますか??
青椒肉絲を思い浮かべた人!私と気が合いますね♪
では、こんな料理見たことありますか??
蟹の足??野菜の天ぷら??揚げ物??
これは椒塩炒蟹腿(蟹肉の揚げ炒め)と言って、
実はこれも青椒肉絲と同じ炒め物なんです!!
こんな揚げ物みたいな料理も炒め物に含まれるなんて、
中国料理に興味湧いてきませんか!?
そんな方に!今回は何種類もの"炒める"という調理法を、
料理と一緒にいくつか紹介したいと思います!
まずは初めにもでた、青椒肉絲(チンジャオロース)!
これは、滑らかな触感とほどよく艶やかに絡んだ調味料が特徴の
滑炒(ホワチャオ)という調理法です!
一番馴染み深い調理法で、黒胡椒炒めやオイスターソース炒めもこの調理法です!
次も知っている方は多いはず、回鍋肉(ホイコーロー)!
ピリ辛い味付けが白ご飯とよく合いますよね!
そんな回鍋肉は熟炒(シュウチャオ)に分類されます!
熟炒は火の通りにくい材料を下加熱してから香ばしく炒める調理法です。
なかなか火が通りにくく炒めただけでは食べづらい材料でも、
下加熱により炒め物にできる、工夫が凝らされた調理法です。
これは見たことある人いますか?
蟹肉炒鮮奶(蟹肉入り牛乳の炒め物)!!
牛乳を炒める!?中国料理では液体も炒めちゃいます!!
これは軟炒(ルワンチャオ)といい、
液体にコンスターチや片栗粉のでんぷんを加えることで炒め物にすることができます。
中国の人って本当によく考えて調理していますね!
最後に冒頭にも出てきた椒塩炒蟹腿!
蟹足のまわりにはエビのすり身がついていてプリプリ感がたまりません!!
これは焦炒(ジャオチャオ)という調理法です。
揚げた材料をさっと炒めて調味料をしみさせる調理法で、
カリッとしているのに、うまみがジュワッと広がります!
"炒める"だけでも、こんなに個性豊かでさらにはまだまだ種類があるなんて、
中国料理って面白いですね!!
今日は"炒める"に注目しましたが、2年生の理論授業ではほかにも
"蒸す" "煮る" "焼く"なども学んで行き、さらには中国の地方ごとに分けた料理も学んで行きます。
そのため、半年間だけでも学ぶ料理は100品を超えます!
100品以上を実際に見て、食べた経験は何にも代え難い財産になりますね。
そんな2年生が卒業時には中国料理を選んで良かったと思ってもらえる授業をしていきたいですね。
2年生と一緒に私たち職員も日々成長していきたいと思います!!
~プロフィール~
辻調理師専門学校
木野萌香
中国料理担当 調理技術マネジメント学科 卒業
フランス料理をやりたいと思い入学したはずが、
気付けば中国料理の面白さに魅了され、今では家でも中国料理を作るくらい大好きです!
そんな中国料理の面白さにみなさんもはまってみませんか?笑
ぜひ辻調理師専門学校でお待ちしています!!