「毎日を学び取っていく学生たち!」~西洋料理実習編~
皆さん、こんにちは。
辻調理師専門学校で西洋料理を担当している森下です。
早いもので入学して3カ月が過ぎ、
学生たちは実習で習った包丁の動かし方や切り方にもようやく慣れてきました。
さらに包丁の扱い方だけではなく、素材の扱い方、加熱方法、仕上げ方も学んでいます。
今回は調理師本科(1年制)の前期後半の実習メニューを紹介したいと思います。
実習の為に学生たちは【調理理論と食文化概論】の授業でイタリア料理のパスタの知識と作り方のポイントをしっかりと学んできました。
【パスタ料理 1回目】
ここで登場したのは高級食材を使った『オマール海老のパスタ』
※オマール海老とは「ロブスター」とも言います。
教壇の手本をもとにオマール海老の下処理を見て、どこに包丁を入れるのか。
食べられる部分、おいしい部分などをしっかり見て、その方法を学び取ります。
2人1組で下処理開始。(どちらかがオマール海老を取りに行き、準備していきます)
緊張をほぐすため笑顔で撮影、これから下処理開始です。
先生のサポートもあり、各自で下処理作業を行います。
学生同士でサポートをしながら、作り方を確認し、パスタをゆで、パスタソースを手際よく作ります。
あとは手際よく盛り付ければ完成!
【パスタ料理 2回目】
自分でいちから製麺『手打ちパスタ、ミート・ソース和え』です。
パスタ生地を個人ごとで練り込み、そして麵棒で薄く延ばして製麺していきます。
延ばしていくほどに力が必要となりますので、皆さん必死に伸ばしていました。
(時期的に暑い日でしたがよく頑張りました。)
薄く延ばしたら次は、麺がくっつかないようにしっかりと打ち粉をしてから
幅をきれいにそろえながらカットします。
切る工程はすでに習った方法できれいに切れるようになっています。
麺の幅は同じかどうか班の学生同士で確認しながらカットしていきます。
そして同時進行で作ったミート・ソースを使って、個人で茹でたパスタで和えていきます。
皆さん、すでにパスタは2回目なので、スムーズに料理を仕上げることができるようになってきました。
私は数名の学生のパスタを試食しましたが、どれも仕上げの状態は完璧でした。
授業はもう半分が終わろうとしていますが、みんな技能が身についているなぁと感心した実習でした。
(担任としてはうれしく思います。)
さあ、もうすぐ期末試験です。試験勉強は大丈夫かな?
楽しい夏休みが過ごせるようにみんな頑張ってください。
~プロフィール~
辻調理師専門学校
西洋料理グループ
森下 豊
毎日、おいしい料理の作り方を覚えやすいように楽しく教えています。