ショートケーキの作製!クリスマスバージョンです。
みなさんこんにちは!
昨年のクリスマスはどのように過ごしましたか?
1年生の実習ではショートケーキの復習でクリスマスケーキを作製しました。
まず、生クリームは機械で数人分まとめて泡立てて、作業の時間を短縮します。
学校では色々な製菓機器を数多く使うことにより、操作方法を覚え、上手に扱えるようになります。
また、クリームがどのように泡立っていくのかを観察し、状態の違いを見極める力を身に付けることができます。
組み立て、仕上げは1人1台作製しますので、生クリームの硬さ調節は、個人で判断して使用します。
スポンジ生地は前回の実習で仕込んだものを使用します。
今回使用するスポンジ生地は応用のチョコレート風味の生地を使用します。
生地の段差ができないように、またスポンジのクラムが出ないように丁寧にスライスしています。
いちごはヘタを取り消毒してから仕上げ用とサンド用に分けます。
仕上げ用は大きさが揃っていて、形もきれいなものを先に選別しておきます。
サンド用はスライスして使用します。
厚みをそろえておくと組み立てやすくなる他、全体の高さを揃えることもできますね。
スポンジ生地にはいちごのピューレを使用したシロップをしみ込ませていきます。
厚みを揃えて、クリームを塗りいちごを並べます。
常にテーブルの上を片付けながら、作業することが大事ですね。
表面のコーティングはこれまでに何度も練習していますが緊張の一瞬です。
今回はチョコレート風味のスポンジ生地を使っています。
色が黒いので仕上げた時に生地が透けないように
いつもより厚めに塗れるようにクリームの硬さを調節し、仕上げています。
仕上げの絞りはV字に切り込みが入った口金と、星の口金でシェル、ロザスを絞って仕上げます。
メッセージプレートにはチョコレートでパイピングを行います。
これまで何度も繰り返し練習をしている「Joyeux Noël(ジョワイヨ ノエル)」です。
フランス語で「メリークリスマス」という意味です。
皆さん練習の成果を発揮してきれいに書いています。
こちらは飾りのサンタクロースです。
仕上げはできる限りかわいらしく仕上げたいですね。
全体のバランスを考えて、サンタクロース、柊、フルーツなどを飾り仕上げます。
また今回持ち帰りの箱は特別です。
箱の厚みや、高さなどなぜこのような箱を使用しているのか?なども実際に使用して学びます。
きれいに仕上がりました。
今回の作業で反省点も見つけて、さらに完成度を上げられるように頑張りましょう。
~プロフィール~
辻調理師専門学校 洋菓子担当
阪口 直樹
大阪府出身 一級菓子製造技能士 職業訓練指導員
美味しい料理やお菓子を求めて車で旅行するのが好きです。
ドイツ菓子、ウィーン菓子のおいしさを伝えていきたいです。