OSAKA

辻調理師専門学校

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~3回転実習~始まりました

洋菓子
製菓技術マネジメント学科

2024.06.27

本日は製菓技術マネジメント学科2年生の
高度製菓実習洋菓子の授業を見てみましょう!

進級してあっという間に2か月が経ちました。
実習では基礎技術を応用したくさんの製品を作るようになりました。
それでは、実習風景を見てみましょう!

あれ?いつもと少し様子が違いますね。
普段なら3つのテーブル共に同じ製品を作っていますが今回は違うようです。
実は、今回の実習から3回連続でテーブルによって違う製品を作り、
次回テーブルを移動すると作る製品が変わる、
通称『3回転実習』という実習が行われています。

この実習では1回の実習で計6種類もの製品が出来上がります!
作業工程も自分たちで考え、一つのチームとして効率よく仕事を行わなければなりません。
それではそれぞれのテーブルの製品を見てみましょう!

【1.2T】
チーズケーキ/ダクワーズ/クレム・ランヴェルセ・オ・キャラメル




泡立て具合や火の通り方など製菓理論で学んだことをフルに活用し
通常の焼き方に加え湯煎焼きも経験します。

【3.4T】
シュー・ア・ラ・クレム/シューラスク



1年生の時にも作ってきたお菓子なので、自分たちで仕込みから仕上げまで段取りを考えて作製します。
学生間で相互チェックも行います。



【5.6T】
タルトレット・オ・パンプルムゥス


今までタルト生地は手で伸ばしていましたが、今回はパイシーターで伸ばします。
大型機械を使いお店のように効率よく大量に仕込みます。
仕事も分担し、クオリティの高い製品を作製します。

基礎をしっかり勉強し、理論的に考えられるようになった今、生地の状態や段取りを考え作業に向き合うことができるようになりました。
また、テーブルの整理整頓や人の動き、時間の確認を行うことにより、よりきれいで衛生的な作業が行えるようになりました。


これだけのお菓子が並ぶと壮観ですね!

お菓子作りの合間にはバタークリームを使った基礎練習も行います。
【お誕生日おめでとう】や【メリークリスマス】など
チョコレートで文字や模様を描く技術は、パイピングと言います。
練習した時間の分だけ上達します!

頑張りましょう!

この【3回転実習】の特徴は・・・
テーブルごとにテーマが違い、お互いがお互いのことを見てチェックを行います。

通常の授業では次回の実習説明を職員が行いますが、
この実習のポイントは学生たち自身で実習を通してよかった点・悪かった点をまとめ
次のチームに引継ぎを行うところにあります。
自分では理解していても他人に説明することの難しさを実感でき、
また他人に説明することで自身の理解を深めることが出来ます。

今回の実習での経験を糧にして次回はより良い製品を作りましょう!



~プロフィール~
辻調理師専門学校 洋菓子担当
花屋 佑太郎

フランス校を卒業後一般店で働きました。
語学が好きで運動も好きです。
目標は、一人でも多くの方にお菓子の魅力を伝えることです。
一緒に頑張りましょう!