調理師に必要なこととは?
だいぶ気温も上がって暑くなってきましたね。
みなさん、元気にお過ごしでしょうか?
みなさんは2024年6月11日公開の
「総合調理実習<レストランシミュレーション実習>進行中!!」の記事はもう読みましたか?
まだの人はこちらでご確認を!!
調理師を目指す学生がレストランで料理を作ってお客様に提供するという流れを実習で体験するんですね。
でも調理師に必要なことってそれだけでしょうか?
いやいや、そんなことはない!!ということで、
今回は調理師本科、調理技術マネジメント学科で行われている「食品と栄養」という授業を紹介したいと思います。
では、みなさんに質問です!
「食品と栄養」ではどのようなことを勉強しているのでしょう?
この授業では「食品」と「栄養」のことを学びます。
しかも全部で75時限もの学習時間があるのです!
6/10(月)~6/14(金)の期間においては「油脂」、「豆腐」、「トマト」についての勉強をしました。
油脂も豆腐もトマトもいろいろな種類があり、それぞれ食べた時の食感や味、料理への使い方が違います。
だからこそ授業中に種類による様々な違いを勉強して、場合によってはその違いを食べて確認!!
今回は『絹ごし豆腐』と『木綿豆腐』を食べ比べたり、
『桃太郎』という名前の一般的なトマトと『フルーツトマト』を食べ比べました。
ただ食べるだけではなく、どちらがどのような食感であるか、
どのような味であるかをしっかりチェックして特徴を書き出し、記録をとります。
みんな真剣に記録をとっていますね。
このような時間もあるので、1時限(90分)の授業はあっという間に過ぎていきます。
では、なぜこのような勉強をするのか・・・
普段でもそういう方はいると思いますが、将来的に自分のお店を持った場合、
料理を作って提供するだけでなく、作る料理を決めたり、
その料理に使用する食品を購入するのは自分なのです。
調理師に必要なことは、料理を作るための技術はもちろんですが、
料理をおいしく作るための食品選びができることも重要なことの一つですよね。
「食品と栄養」では、いろいろな種類がある油脂、豆腐やトマトの中から(もちろんこれ以外の食品からも)
作りたい料理に適したものを選べる調理師になるための勉強をしているんですよ。
今回紹介した「食品と栄養」の授業は主に「食品」についてでしたが、「栄養」についての授業もあります。
私たちの周りには、健康な人もいれば、病気を患っている人もいます。
赤ちゃんもいれば、おじいちゃん、おばあちゃんもいます。
「栄養」のことを知っていると、お客様の健康や年齢などのことを考えて、
それぞれのお客様に対応した料理を考えたり、提供したりできますよね。
個人的には手作り離乳食を提供してくれて、
気軽に立ち寄れるレストランがもっとたくさんできたらいいなと思います。
そして、これから年齢を重ねていって高齢者になった時にも
病気や歯の状態に対応してくれるようなレストランがもっと増えてくれたらいいなと思います。
なので、在学生、卒業生、それから入学を考えている皆さん!!
私の願いを叶えてくれる素敵な調理師さんになってくださーい!!楽しみにしています♪
~プロフィール~
辻調理師専門学校 専門講義科目グループ
原田 智子
担当授業「食品と栄養」「食品学」
大阪府出身
子育てしてるとね、たまに外食した時に温かい料理を温かいまま食べられるってめっちゃ素敵やん!!って
感動するんですよ。そんな場を提供してくれる外食産業バンザイ(/・ω・)/