創作タルトレットを作ろう!
製菓技術マネジメント学科2年生 洋菓子マスタークラスでは、
後期の授業で創作タルトレットを考案する実習を行っています。
タルトレットというのは1人前サイズの小さなタルトのことです。
※写真は昨年度の学生が作製した製品です。
3人から4人でチームになって、各チーム1種類、タルトレットの考案を進めていきます。
今回の実習は試作2回目になります。
1回目は土台となるタルト生地の試作を行いました。
普段の実習で作成している基本の生地を学生たちがアレンジします。
製菓理論の授業内で行っている製菓科学で学んだ内容を活かして、
バターや粉などの基本の材料を増やしたり減らしたり、
紅茶や抹茶、アーモンドパウダーを足してみたり、、と、理想に近づけるため試行錯誤しています。
使用する生地が決まったら、生地の厚みはどうしようかな、
型はどれを使用しようかな、と次から次へと決めなくてはいけないことがあります。
今回の試作では初めてタルトレットを最後まで仕上げるので、みんなが実習を楽しみにしていました。
どんなタルトが出来上がってくるかな。
こちらのチームは抹茶入りの生地を作成しました。
焼きあがった生地を確認してこの笑顔!思っていた通りにできたようですね!
なかなか思っている状態にならなかったり、失敗してしまうこともあります。
初めて作るものもあるので、わからないことは先生にも
いろいろアドバイスをしてもらいながら作り上げていきます。
この試作を通して、学生たちはお菓子を作り上げることの難しさや、
どうやったら理想の状態にで作れるのかを考え、学んでいきます。
飾りのチョコレートを作ったり、必要なパーツを準備して仕上げをしていきます。
思った通りに飾りが作れないこともありますが、試行錯誤しながら試作を進めます。
作成後は試食をして意見交換、
「ちょっと甘すぎるかな」「このクリームおいしい!」「もっと立体的な飾りつけにしたいな」など、
意見を出しあって次回の試作に向けて準備していきます。
まだまだ学生たちの創作タルトレットは完成しません。
今回の試作を踏まえて、もう一度試作を行い、最後はクラスみんなで発表会を行います。
みんなの思っている通りのタルトレットが仕上がってくるのか、はたまた想像以上のものができてくるか。
出来上がりがとっても楽しみです。
~プロフィール~
辻調理師専門学校 洋菓子担当
上元 望
おいしいものを食べることが楽しみ♡
食いしん坊の我が子たちとついつい食べ過ぎ。。
運動も子どもたちと一緒にしないとなあ、と日々思っています。