「食べる人」はどんな人?
みなさん、こんにちは!
調理師本科、調理技術マネジメント学科、高度調理技術マネジメント学科の1年目で学ぶ、
「食生活と健康」の科目について紹介したいと思います。
科目名を聞くと、体に良い食事とは、といった話をされそうなイメージかもしれませんね。
人の体に必要な栄養や食品の栄養素などの話は「食品と栄養」という科目があり、そこで学びます。
※「食品と栄養」の授業紹介はこちら(試食とかあって、楽しそう!)
じゃあ「食生活と健康」は何を勉強するの??となったでしょうか。
人の健康には「食」が大切な役割を持ちます。
どんな「食」を選ぶか(飲食店側だと提供するか)はとても重要です。
そのため、美味しいもの・安全なものを提供するだけではない調理師の役割を学んだり、
食材が作られる背景として環境問題を学んだり、食生活も大きく関わる生活習慣病について学んだり、
働く環境について学ぶような授業内容もあります。
この科目ではみんなの健康にかかわることについて、グループワークを通して学びます。
今日は、提供する人たちのことを考える「多様な食生活」をテーマとした授業内容から、
小学生を対象にした回を少し紹介します!
まず、小学生の食・・・「給食!」となるので、さっそく学生へ質問!
「学校給食」で思いつくことは?
・・・残念ながら、一番多かったコメントは「まずい」でしたね。
前の授業では「牛乳」「コッペパン」「カレーライス」などが多かったんですが(汗)
でも、調理師としてはおいしくできるチャンスがあるってことですよ!
学校の調理員にならなくても、学校給食に関わる機会があることもこの後の授業でお伝えしますからね。
さて、この回の授業は学校給食だけがテーマではありません。
「学童期」なので、この時期の問題点や食に関わる学習(食育)についても勉強します。
みんな、授業のノートはパソコンで記入していますね。
記録はデータで残りますので、プリントなくした!などの心配はないです。
ちなみに、先ほどの質問への回答も、みんなこのパソコンから送ってくれていました~♪
じゃあ、そろそろみんなでちょっと考えてみよう!
少し相談してもいいよ~。
何を書いているかな~?ちょっと見せて。
画面が切れていますが、1つ目のワークはどんなことを身に着けて、
それがどう役立つのかも考えてもらっています。
給食の思い出で「覚えていない」は留学生の方で、大分前なので・・・とのことでした。
同じ班内で共有しながら書きますが、他の班の意見も確認できるようになっています♪
この後は今日の復習をして、先のワークに向けた内容を発表しています。
個人でのレポート課題、それを共有して班での発表など、この後の授業も班の中で協力しつつ進めていきます。
ワーク発表は、授業内にも準備時間を取りますが、
結構みんな気合を入れて準備して、素晴らしい発表をしてくれるので、
授業後の教室や廊下でその打ち合わせをしているような場面も見られます。
↓↓↓以前のワーク発表前の様子↓↓↓
グループワークと発表の機会は準備時間もかかりますが、
授業アンケートでは「グループでの活動時間が多くあり、よかったです。」とか
「プレゼンをしてより知識を深めることができたので良かった」などのコメントも多いです♪
今回の授業内容でも、「どんな人が食べるのか」を想定し、
いろいろな人が楽しめる食の提供について考えて発表してもらいます!
どんな発表をしてくれるか、今からとっても楽しみです。
みんな、期待していますよ~!
学校のカリキュラムには、実際に人に提供する場面を想定した授業もあります。
シミュレーション実習のブログは見ましたか?まだの人はぜひ見てみてくださいね!
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~プロフィール~
辻調理師専門学校 専門講義科目グループ
鎌田 陽子
担当科目 「食生活と健康」「公衆衛生学」
料理やお菓子は作るより食べる方が断然好きなので、
美味しい料理やお菓子を提供してくれる調理師・製菓衛生師の卵のみなさんはとってもありがたい存在です。
学校から巣立ち、美味しい料理を提供してくれる将来を期待しながら日々の授業をしています。