フードコーディネイトの授業
こんにちは。
西洋料理のコマンダトーレです。
辻調では通常の授業以外に研究講座があります。
「フランス料理」「日本料理」「中国料理」「フードスタイル」
「ワイン&ワイナリー」「寿司」などなどたくさんの講座を受講することができます。
今回はフードスタイル研究講座のテーブルコーディネイトの授業をご紹介します。
講師は岡安奈々先生です。
岡安先生は辻調の卒業生で、
薬剤師、漢方養生指導士、薬膳アドバイザー、テーブルコーディネイト ディプロマ、パンシェルジュなど多種多様の資格を持ち、
ご自宅でも「Table jardin blanc(白い庭のテーブル)」という名前でさまざまな教室を開かれています。
https://nanaokayasu.wixsite.com/mysite
岡安先生は先ず、テーブルコーディネイトとは「テーブル、食空間を素敵に演出することです」と話され、
「清潔に」「食べやすく」「美しく」などの基本ポイントと演出方法などをわかりやすく説明された後に、
「色彩」や「テーブルコーディネイト キーワード8分類」の説明をされました。
キーワードは「エレガント、カジュアル、ナチュラル、シンプル・・・・・
などがあり、色彩と密接な関係があります。
色は寒色系(青や水色)や暖色系(赤やオレンジ)など、色によって温度の感じ方が変わります。
これらは季節を表現するときに必要ですね。
講習の後は実習を行います。岡安先生はたくさんの器具を用意してくれました。
1つ目のテーマは「ハロウィン」です。
テーマカラーをベースに考え、セッティングを進めていきます。
クロス、ランナー(中央のクロス)、センターピース、ランチョンマット、ベースプレート、
カトラリー(ナイフフォーク)、グラス・・・順番にセットされていきます。
高さをだして、お皿を重ねることも料理が映えるコーディネイトのポイントだそうです。
最後にプレートの上をセットして完成です!
ダーク系の色をベースにかぼちゃのようなオレンジ色を配置することで一気に
「ハロウィンの楽しいパーティー」のテーブルが出来上がり、みんなが写真を撮ります。
2つ目のテーマはクリスマスです。色彩や器具を考えて‥
こちらは赤を中心に白や金などのカトラリーを使って高級で清潔感があるテーブルに仕上げます。
最後は学生がセッティングをしたテーブルを岡安先生がアドバイスをしていきます。
先生のちょっとした手直しでハロウィン感がグッと上がりました。
岡安先生は基本だけでなく、
「オールシーズンに適応する器を持っておく」「食洗器やオーブンで使える器具を活用する」
「高すぎるテーブルフラワーは会話の妨げになる」など実用的なお話もしていただきました。
学生たちも大満足で、楽しい授業はあっという間でした。
~プロフィール~
辻調理師専門学校
中谷聡博(ナカタニトシヒロ)
ソムリエとバリスタの資格を持ち、サービスの授業を担当しています。
バリスタなので、ラテアートなども作れます!
ニックネームの「コマンダトーレ」はイタリア語で「司令塔」の意味ですが、一般的ではないそうです。。。