フランス料理研究講座 第一線で活躍するシェフの料理講習
みなさん、こんにちは。今回は「別科 研究講座」をご紹介いたします。
別科研究講座にはフランス料理、イタリア料理、日本料理、中国料理をはじめ、
ワイン、すし、シャルキュトリ(ハム、ソーセージなど)、日本茶、中国茶などの講座があり、
変わったところでは「魚〆極め」や「移動店舗開業」などがあります。
どの講座も興味深いものばかりなのですが、より高いレベルの料理人を目指す学生のための別科授業です。
今回は夏休みを利用して行われた「フランス料理研究講座」の集中講座の様子をご紹介いたします。
まずは、フランス料理の第一線で活躍されているシェフによる料理講習です。
今回ご紹介するのは東京大手町・星野リゾート「星のや東京」総料理長の浜田統之先生です。
浜田先生は2004年に史上最年少でボキューズ・ドール国際料理コンクール日本国内予選大会で優勝。
2007年にはホテルブレストンコートの総料理長に就任されました。
2013年には2回目の挑戦となるボキューズ・ドール国際料理コンクールフランス大会本選で
日本人として初めて世界第3位の銅メダルを獲得するという快挙を成し遂げられました。
2016年には「星のや東京」のオープンと共に総料理長に就任、
2023年より星のや総料理長として現在もご活躍されています。
今回の講習ではコンクールで鍛え上げられた料理センスとテクニックをご披露していただき、
フランス料理らしい繊細で美しい料理3品を
興味深いお話を交えてわかりやすく解説しながら作って頂きました。
受講した学生は浜田先生の料理を試食してその味や盛り付けの美しさに感動をしていました。
次に実習です。
高級食材の下処理から調理、盛り付けまでをしっかり学んでいきます。
今回使う食材は、子羊の背肉、フォワ・グラ、トリュフ、オマール海老、
ひらめ、カモ、ホタテ貝、ハトが主材料です。
すごいでしょう。
これらの食材を使って豪華なフランス料理の一皿をインストラクターの先生の指導をもとに仕上げていきます。
作った後はもちろんお楽しみの試食が待っています。
めったに食べられないお料理ばかりです。
ボナ・ペティ。
※別科研究講座は希望者対象の専門性を高めた講座となり、本科授業とは異なります。
~プロフィール~
辻調理師専門学校 西洋料理
戸田 純弘(とだ よしひろ)
大阪府東大阪市出身。フランス校で7年半勤務する。
フランス料理の授業で使っている本「基礎からわかるフランス料理」共著。
趣味は海釣りで、夏はキス、冬はカレイを狙って大阪湾に出撃します。
田中 雄大(たなか ゆうだい)
兵庫県伊丹市出身。
趣味:カメラ、スポーツ観戦、ドラム、ゴルフなど...
学生時代に感銘を受けた料理は「鶏のフリカッセ」(鶏のクリーム煮込み)。
なんでこんなに美味しんだ!!と感動したのを今でもよく覚えています。