教室を出て和歌山へ‼ 校外学習編
皆さんこんにちは!
辻調通の方はそろそろこの季節かな?と思われていたのでは?
そうです!校外学習の季節です。
調理師本科クラスでは、『食と農』のつながりを理解する勉強のために、
10月23日と24日を使って、和歌山まで校外学習へ行ってきましたので今回はその様子をお伝えします!
和歌山といえば「みかん」、「柿」、「さんしょう」、「梅」、「無花果(いちじく)」、
「はっさく」、「じゃばら」、「きよみ」などなど、日本一の収穫量を誇る農産物が盛りだくさん!
その中から、今回は‼「みかん」と「柿」の収穫体験をします。
先ずは、みかんの収穫体験の様子です。
みかん畑の中に、コンテナを使って特設教壇が。
この畑で美味しいみかんを作っている農家さんの説明が始まります。
みかんの皮をむくと、果汁の粒をつつんでいる房がありますよね?
それを専門用語では「じょうのう」といいます。
皆さんは数をかぞえたことがありますか?
実はみかんの種類によって、この「じょうのう」の数が違うのです!
みかんを半分に切るので、みんなで「じょうのう」の数をかぞえてみましょう!
はっさくも半分に切ってみましょう!
「じょうのう」の数も違いますが、その他に何か違うところはありませんか?
そうです!はっさくや金柑には種がありますが、みかんには種がありません。
ではどうやってみかんの木はこんなに多くあるのでしょうか?
答えは「つぎ木」です。
種から植えて育つ柑橘類の木に、みかんの枝をつぎ木して育てるのです。
そうすると、根本に近い部分の幹と根っこは別の柑橘類で、
幹の途中からみかんの生る木になります。
新たな気づきに学生たちはびっくり。
その後は、甘いみかんの見分け方を教えて頂き、一斉にみかん畑へ!
片手にはお土産用の袋、そしてもう一方には収穫用のはさみ。
味見をしながら美味しいみかんを収穫していきます。
お土産用の袋には美味しそうなみかんがいっぱい!
次は柿の収穫体験です!
柿農家さんやJA和歌山の方より、紀の川柿の特徴、収穫の仕方を教えてもらいます。
今回収穫した柿は、渋柿!
渋柿といえば干し柿として見ることが大半です。
しかし、紀の川柿はそのまま食べても渋みは一切なく、
甘くて歯ざわりよく美味しい柿なのです!
生産者の方より「まずは渋柿の味見をしてみますか?」
食べた学生達は、その渋さにびっくり!
「次に、紀の川柿を食べてみてください!」
今度は、紀の川柿の美味しさにびっくり!先ほどの渋みが残っている柿とは大違い。
甘味、食感どちらも最高です!
紀の川柿は、木に実っている状態で渋を抜いています。
ですから、収穫したらすぐに美味しく食べることができます。
ゴマのような模様がある方が、渋が抜けた柿。
右の柿は渋くてそのままでは食べることができません。
収穫体験の様子です!
昼食!
みかんを沢山食べ、柿も食べた後なのにお弁当を見たら...
とても良い笑顔でした!
次に訪れたのが、和歌山県の特産品直売所の『めっけもん広場』です。
とても新鮮な野菜や果物、柑橘類がたくさん並んでいます!
地元価格に驚きでした!
何故サボテンを買ったのかは不明です。
無事、16時20分頃帰校。
学校での学びもとても大切ですが、
実際に体験したことから得ることも大切な知識となることに気付いた一日となりました。
普段の授業も見てみたい!どのような感じで授業しているの??
そんな方は見学できますので、ぜひ辻調に来てください!お待ちしております。
~プロフィール~
辻調理師専門学校 日本料理担当
鈴木 照美
日本料理一筋27年
好きな食べ物は、魚と米が大好きです!お寿司最高!
料理人を育てる為に日々奮闘中です!