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辻調理師専門学校

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前期期末・実技試験 ~西洋クラス編~

西洋料理
調理師本科

2024.08.20

皆様、こんにちは!
辻調理師専門学校の吉川です。
7月の下旬に前期の期末試験がありました。
今回は調理師本科の西洋クラスの実技試験の様子をお届けいたします。
試験内容は『魚の3枚卸し』と『角切り野菜のサラダ、マヨネーズ和え』です。

まずは『魚の3枚卸し』です。魚はアジを使用しました。
アジには『ぜいご』と言われる固いトゲ状のうろこがあります。
包丁ですくようにして取り除きます。この延長線上にある鱗も取りにくく、鱗を残さないように真剣です!



水洗い(頭や、内臓などを取り除き、きれいな状態にする)を終え、いよいよ3枚卸しです。
包丁の入れ間違いがないように、骨に身を残さないように真剣なまなざしです!


骨抜きも、骨残りがないか何回も確認しています。


卸したものはバットの中に、上身、中骨、腹骨を並べて、確認を受けます。


チェックが終わって、魚を返却。自分の出来栄えに思わずニッコリとピースが!

前期の最終実習では3枚卸しの練習も兼ねたメニューを行ったのですが、
その時に身がぐちゃぐちゃ、時間に間に合うかと心配していた学生がこの日は上達していたのでホッとしました。

次に『角切り野菜のサラダ、マヨネーズ和え』です。
1㎝角に切った野菜を適した固さに塩ゆでし、ソース・マヨネーズと和えて盛り付けます。
入学当初から切りものが確実にできるように練習を重ねながら料理を作ってきました。
実は切り方は料理のクオリティーが決まるほど重要です。
皮むきや、切る作業の速さ、正確さで差が生まれます。


前期は野菜の切り方や魚のさばき方、火通しや仕上げ方の基本を中心に学んできました。
時間制限のある中、緊張しながらも確実にこなしている姿に成長を感じることができました。
後期の実習はグレードが上がり、時間もかかる作業が増えます。
基礎がきちんとできることで、複雑な料理にも対応可能となるのです。

~プロフィール~
辻調理師専門学校 西洋料理グループ
吉川 喜美子

フランス料理にあこがれて辻調に入学いたしました。
本場フランス、3つ星レストランでの研修は一生の宝です。
これからも学生の頑張っている姿をお伝えしていきますね!